映画『名探偵コナン 隻眼の残像』 ネタバレ感想! 登場人物のほとんどが活躍する良映画。風林火山の事件がフラッシュバック!

アニメ

こんにちは。コナン好きのサンチョです。

この記事は『名探偵コナン 隻眼の残像-フラッシュバック』のネタバレが含まれます。
未鑑賞の方はお気をつけ下さい。

下記リンクから『劇場版 名探偵コナン』の感想記事一覧も見れます。
ご興味ある方は是非ご確認下さい!

『名探偵コナン 隻眼の残像-フラッシュバック』 基本情報

劇場版名探偵コナン28作目。
劇場公開日は2025年4月18日
キャッチコピーは「眠っていた記憶が、目を覚ます──」
「果たせなかった約束と、隻眼に宿った残像。氷雪吹き荒れる山岳で、白き闇の因縁(ホワイトアウトミステリー)の幕が切って落とされる──」
など

あらすじ

引用)YouTube 東宝MOVIEチャンネルより

長野県・八ヶ岳連峰未宝岳。長野県警の大和敢助が雪山で“ある男”を追っていた時、不意に何者かの影が敢助の視界に。気をとられた瞬間、“ある男”が放ったライフル弾が敢助の左眼をかすめ、大きな地響きとともに雪崩が発生。そのまま敢助を飲み込んでしまい─。10ヶ月後。国立天文台野辺山の施設研究員が何者かに襲われたという通報を受け、雪崩から奇跡的に生還した敢助と、上原由衣が現場へ駆けつけた。事情聴取のさなか天文台の巨大パラボラアンテナが動き出すと、負傷し隻眼となった敢助の左眼がなぜか突如激しく疼きだす…。その夜、毛利探偵事務所に、小五郎の警視庁時代に仲の良い同僚だった“ワニ”と呼ばれる刑事から電話が入った。 未宝岳で敢助が巻き込まれた雪崩事故を調査しており、事件ファイルに小五郎の名前があったという。後日会う約束を交わした小五郎にコナンもついて行くが、待ち合わせ場所に向かっていた途中、突然響き渡った銃声─。

引用:劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』 公式サイトより

原作 – 青山剛昌『名探偵コナン』

主題歌 – King Gnu『TWILIGHT!!!』

引用)King Gnu official YouTube channelより

STAFF/CAST

CAST
STAFF
  • 原作 : 青山剛昌
  • 監督 : 重原克也
  • 脚本 : 櫻井武晴
  • 総作画監督 : 須藤昌朋
  • 音楽 : 菅野祐悟
  • 主題歌 : King Gnu『TWILIGHT!!!』

登場人物

江戸川コナン

迷宮なしの名探偵。正体は高校生探偵の工藤新一。サッカー見に行く予定なのにターボエンジン付きスケートボードを持ち歩いている

毛利小五郎

毛利探偵事務所を営む元刑事の私立探偵。通称「眠りの小五郎」…、だが今回は眠らない

大和敢助

とある事件の捜査中に左目を負傷し隻眼となった長野県警の警部。コナンを長野警察署のトイレに招待する

上原由衣

長野県警の女刑事。敢ちゃんのためなら泣ける

諸伏高明

あだ名が「コウメイ」な長野県警の警部。崖から落ちても無事だったハイパーボデーの持ち主

毛利蘭

工藤新一の幼馴染で彼女。諸伏高明の翻訳係として大活躍

阿笠博士

コナンや灰原の正体を知っている発明家。必要な車の座席は2人分

灰原哀

APTX4869で子供になった元黒の組織の一員。将来は科学者らしい

安室透/降谷零

「バーボン」のコードネームで黒の組織に潜入している公安警察捜査官。ほぼ安楽椅子探偵

風見裕也

公安警察捜査官で降谷の部下。勘の良い少年に盗聴器をしかけたばっかりにブラックコーヒーの量が増える

高木渉

警視庁捜査一課の刑事。警視庁のアベック①

佐藤美和子

警視庁捜査一課の女刑事。警視庁のアベック②

鮫谷浩二

毛利小五郎の刑事時代の同僚。何らかの理由で「八ヶ岳連峰未宝岳雪崩事故」について調べていた

林篤信

山梨県警総務課の警部補。雪崩に巻き込まれた大和敢助の世話係をしていた

長谷部陸夫

東京地方検察庁から派遣された捜査一課付の検事。鮫谷浩二の銃撃事件を調べるため長野に向かう

越智豊

国立天文台野辺山宇宙電波観測所勤務の准教授

大友隆

雪山で炭焼き小屋『ブッパ』を営む男。人工的に小規模な雪崩を発生させ自然の雪崩による被害を予防している

舟久保真希

バイアスロンの元強化選手。父の店が強盗に入られた際の足のケガが原因で五輪の強化選手から外れることになり命を絶つ

舟久保英三

「舟久保鉄砲店」の店主。強盗傷害事件を起こしたのに執行猶予で野放しになった鷲頭をさがしている

御厨貞邦

銃砲店強盗傷害事件の犯人の一人。仮釈放中に行方をくらますが高明に再逮捕され服役中

鷲頭

銃砲店強盗傷害事件の犯人の一人。逮捕されるが御厨とちがい執行猶予がつく

『名探偵コナン 隻眼の残像』 ネタバレ感想

光彦と元太に100億点!!

破裂音を銃声と判断し現場に移動する行動力!

悲鳴をあげた光彦を助けるため犯人にタックルする元太の勇気!!

犯人を追い払うため通報したふりをする光彦の判断力!!!

そして決定的な証拠を手に入れていた元太の幸運力!!!!

映画メインとなる小五郎のおっちゃんと長野県警組が活躍することはわかっていましたが、この2人がこんな活躍するとは思いませんでした

スマホを持つ手をカタカタ震わせながら、蘭に圏外だったと報告する光彦の愛らしいこと愛らしいこと⋯

逃げることを選択せず、助けることを選択した子どもたちに感動してしまいました(^^)

「ワニ」というあだ名

ワニというあだ名に他のキャラクターたちが「???」となるシーンをしつこいくらい差し込むな〜とは思っていたのですが、これが伏線とは思いもしませんでした!

メインキャラ達はともかく、ゲストキャラの〇〇が「???」となるシーンはいるか?と、そのシーンが流れていた時は思いましたが、同じくゲストキャラの林と対比するために必要だったのですね

林がワニというあだ名に違和感を持たなかったことに気がついた方は犯人がわかる構成になっていたのは推理物の構成として流石だと思いました

フラッシュバックする過去

隻眼の残像というように大和警部の左目のキズがついた時の記憶がメインとなる話ではありましたが、他のキャラクターたちの過去にも焦点を当てた作品でしたね

小五郎にとっては同期のワニ

高明にとっては弟の景光

上原にとっては敢ちゃんを失ったと思っていた期間

マキの父親にとっては失った娘

鷲津にとっては命を奪うことにつながった被害者

林にとっては失った恋人

失った事実がどうその人物に影を落としどう悩んだか。失った人物とどう向き合ったか。落としどころを見つけることができたか。それぞれのキャラクターがそれぞれの答えを出して行動していたことが印象的でした

個人的な話をすると、私が名探偵コナンの単行本を集め始めたのが風林火山の事件くらいからだったので、上原の過去には思うところがありましたね。「敢ちゃんが私の立場だったらどうした???」の答えが聞きたかった!!!

時間かかりそうなカップル 大和&上原

これは新刊の107巻を読んだ上での感想にもなりますが、この2人(というか上原)の恋が成就するのは時間がかかりそうだなー

何というか大和からは、「和葉のことを子分だと思ってたころの平次」のニオイがプンプンするんですわ⋯

そんな平次もいつの間にか和葉への思いを自覚し、106巻にてとうとう告白を成功させたわけですから、大和警部にも頑張ってほしいところ

というか鈍感すぎんだろ!自慢の推理力で最後の上原のセリフの意味を理解しろや!「? あん??」じゃねぇんだわ

恋の軍略・風林火山の再実行を待ってます!

思ったよりもおっちゃんの出番は少なめ

長野県警とのW主演みたいなイメージでいたので、ガッツリ小五郎のストーリーとは思っていませんでしたが、それでも正直想定よりも小五郎の出番が少なかったな〜。ここ最近の映画では小五郎の出番が少なかったこともあり、小五郎メインのストーリーにかなり期待していたのですが⋯

まあなんだかんだ登場人物が多かったのでしょうがないんですけどね。小五郎や長野県警の他に、公安にも出番を与える必要がありましたし。ただこと活躍において、眠らなかったのはよかったけど、出来れば新一のヒントなしで真相に辿り着いてほしかったと思ってしまうっ!!

射撃にフォーカスが当たったのは『14番目の標的』以来かな??(アニオリまではしらんけど)

降谷たちの警察学校編で小五郎の射撃について言及こそされていますが、漫画本編でその実力を披露したことはない気がしているので、いつか本編でも小五郎の射撃を拝みたいですね!

ただ射撃のシーンはカッコよかったですね〜〜〜!!またラストのワニを思って上を見上げる小五郎も最高でした!!!

オシャレな演出

個人的にこの映画で好きだったのが、シーン切り替えの際の暗転演出!!

スクリーンは暗転してるんだけど、キャラのセリフはまだ続いているという手法も取っていたのがとてもオシャレでした!

また大和と上原の車中での会話の際の、フロントガラスにかかる雪の溶け方もリアルで好きだったな~。ちゃんとガラスに積もった後、少ししたら溶けるようになっていたところが細かくてよかったです

風見の待ち受け

一瞬だけ映った風見さんの待ち受けが沖野ヨーコちゃんでしたね!

画面の片隅でコンマ数秒しか映らない風見の待ち受けにすらこだわってくれるのが、コナンファンのために映画を作ってくれてる感じがして嬉しいです

他にも細かく見てれば気がつける要素ってあったのかな?

逆輸入されてくれ長谷部さん

出番そんなに多くはなかったけど、その割に内閣情報調査部って設定はおいしすぎるでしょ!

事件を引っ掻き回す現場を知らんうっとおしいキャリア組って感じかと思ったら普通に優秀だったし、もう少し活躍するところが見てみたいです

コナンでは無二の設定だし、事件しだいでは登場可能な人物だし、単行本での登場も期待しちゃいます!

次回のメインはあの2人

予告的に次回は萩原と横溝弟のコンビみたいです

萩原さんが生まれたおかげで横溝兄弟にフォーカスが当たることが増えて嬉しい!まさか重吾が映画の次回予告を担当するまでになるとは思わなんだ!

ただ私は楽しみですが、コナンの映画だけは見てるって層は付いてくるの難しいかもしれませんね〜。SNS見る感じ、誰?って感想も多いみたいですし⋯

評価

評価: 4.0 面白かった!オススメできる
評価軸

☆5 最高!万人にオススメ!!
☆4 面白かった!オススメできる
☆3 満足。
☆2 微妙…。
☆1 好みではない

最後に

前々作(黒鉄の魚影)の感想で「28作目には毛利小五郎をメインに据えた映画をお願いします!!!」と書いていたのですがそれが叶って本当によかった!!!

普段おちゃらけてることが多い人物が常にシリアスにきめているっていうだけでワクワクしますよね~

次に小五郎の活躍がみられるのがいつになるかはわかりませんが、英理とペアでの活躍がまたみたいな

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