『教場Ⅱ』ネタバレ感想 警察学校というより犯罪者予備学校?偽証・暴行・窃盗・脅迫なんでもござれ。適正試験仕事して!

ドラマ

こんにちは。サンチョです!
2020年に引き続き、2021年も年始のSPドラマとして教場の続編が放送されましたね!
相も変わらず「本当に警察学校の生徒か?」と思うキャラクターが多くて面白かったです。

このドラマの見所の一つは木村拓哉さんの演技力だと思っています。
何を演じてもキムタク」という声を見事に演技力で沈黙させた作品です。

また木村拓哉さんと言えば様々な職業を演じることでも有名ですね。
近年だと『グランメゾン東京』でシェフの役を演じたり、『マスカレード・ホテル』では刑事かつホテルマンの役を演じたりしています。
どの作品でもしっかりその職業を研究しているのが伺えるので木村拓哉さんの作品は好きなんですよね~。
マスカレード・ホテルは続編も決定していましたね!

プライム会員の方は下記リンクから『マスカレード・ホテル』の作品ページに飛べます!!

今回はそんな『教場Ⅱ』のネタバレ感想記事を書いていきます。

この記事はSPドラマ『教場Ⅱ』のネタバレが含まれます。
未鑑賞の方はお気をつけ下さい

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教場Ⅱ 基本情報

2020年の年始にフジテレビにて放送された新春SPドラマ『教場』の続編。
原作は2013年度の「週刊文春ミステリーベスト10」にて第一位を獲得した、長岡弘樹の『教場』シリーズ。

あらすじ

ここで生き残った者だけが、警察官になれる。

警察学校という密室・・・そこで、何が起きたのか。必死のサバイバルが始まる―

“教場”と呼ばれる警察学校の教室。冷徹無比な教官・風間公親(かざま・きみちか/木村拓哉)が務める初任科第200期短期課程の教場では、生徒たちが日々、早朝6時起床から激しいトレーニングにさらされている。何より厳しいのがルール厳守。その行動は、常に監視体制に置かれ、誰かのミスは連帯で責任を負う。携帯電話も没収され、外出するためには許可が必要。そんな辛苦ともいえる究極の試練が待ち受ける警察学校には、様々な背景を持つ生徒たちが様々な動機で集まってきている。また、警察学校という閉塞した極限状態で生徒たちが抱える葛藤も様々。「警察学校とは適性のない人間をふるい落とす場である」と考える教官・風間は、生徒がトラブルを抱えた途端、退校届を突きつける非情な男だ。また、いつも生徒たちに突然理解しがたい指令だけを告げて、その場を立ち去ってしまう。次々とふるいにかけられる“教場”という名のサバイバルゲームを生き抜くため、生徒たちの秘密と思惑が渦巻き、いろいろな事件が巻き起こっていく・・・。果たして最後までふるい落とされずに生き残り、何人の生徒が卒業証書を手にすることができるのか?さらに風間は、生徒たちが起こす事件の複雑に絡み合った真相を解決していくことはできるのか?そして、生徒たちに非常識ともいえる謎の試練を与え続ける風間の真の狙いとは?

引用:FOD公式サイト 『教場Ⅱ』作品ページより

原作 – 長岡弘樹『教場』

STAFF/CAST

CAST

主人公の風間公親役を演じられたのは木村拓哉さん。
2019年第103回ザテレビジョンドラマアカデミー賞にて主演男優賞(グランメゾン)を受賞しています。

STAFF
  • 原作 : 長岡弘樹『教場』シリーズ
  • 脚本 : 君塚良一
  • 音楽 : 佐藤直紀
  • 演出 : 中江 功
  • 制作協力 : SWITCH
  • 制作著作 : フジテレビ

演出は中江功監督。
主演の木村拓哉さんとは『若者のすべて』『ギフト』『プライド』など数々の主演作品でタッグを組んでいる名コンビです。
脚本の君塚良一さんは『世にも奇妙な物語』や『踊る大捜査線』シリーズなど、数多くのヒット作を手掛けています。

登場人物

風間公親

警察学校の教官。退校届を持ち歩いており適正のない訓練生には非情に退校届を渡す。
捜査中に右目を負傷しており、現在は義眼をはめている。

鳥羽暢照

第200期訓練生。白バイ隊員を目指している。聴覚が鋭い。

石上史穂

第199期訓練生。とある理由で休学していたため第200期訓練生と訓練を行う。

忍野めぐみ

第200期訓練生。運動があまり得意ではない。ハーモニカが得意。

漆原透介

第200期訓練生。時間の管理が苦手で遅刻が多い。

比嘉太偉智

第200期訓練生。真面目で実直な性格。学生時は剣道の国体選手だった。

杣利希斗

第200期訓練生。警察一家の息子。他者とは異なる着眼点を持っており観察力に優れる。

稲辺隆

第200期訓練生。手先が器用で鑑識を目指している。鳥羽暢照とは同部屋。

伊佐木陶子

第200期訓練生。人当たりが良い優等生。成績も優秀。

吉村健太

第200期訓練生。ムードメーカー。とても明るいが空気が読めていない発言もしばしば。

堂本真矢

第200期訓練生。勝気な女子。気落ちしている人物を筋トレに誘うなど面倒見も良い。

坂根千亜季

第200期訓練生。争いは好まず、温厚な女子生徒。

宮坂定

第198期卒業生。現在は交番勤務の巡査。仮入校期間の世話役として警察学校を訪れる。

田澤愛子

警察学校副教官見習い。風間公親の補佐を行う。

『教場Ⅱ』設定解説

警察学校とは?

今作の舞台となる警察学校について簡単に説明致します。
警察学校とは警察官になるために必ず入る必要のある学校です。

入校するためには試験を受ける必要があり、最終学歴に応じて受験区分が変動するそうです。
今作は受験区分『Ⅰ類(大学卒業程度)』。受験資格は以下になります。

・35歳未満で大学(学校教育法による大学(短期大学を除く。))を卒業又は〇年3月までに卒業見込みの人
21歳以上35歳未満で大学卒業程度の学力を有する人
・裸眼視力が両眼とも0.6以上、又は矯正視力が両眼とも1.0以上であること
・男性:おおむね160cm以上であること 女性:おおむね154cm以上であること
……etc

引用:警視庁 採用案内ページより

濱田岳さん演じる鳥羽暢照から上白石萌歌さん演じる石上史穂まで、登場人物に年齢の開きがあったのは21歳以上35歳未満まで受験資格を有していたからなんですね!

採用試験は一次試験および二次試験の合格が必要なようです。
試験内容は大まかに分類すると下記になります。

  • 教養試験(国語・英語・数学など、2時間)
  • 論文試験(論文作成試験、1時間20分)
  • 国語試験(職務に必要な国語力について記述式試験、20分)
  • 適正検査(警察官としての適性について検査)
  • 身体検査(身長測定・体重測定・診察など)
  • 体力検査(体力の有無について検査)
  • 面接試験(人物について)

時間間隔が残念な漆原くんは論文試験や教養試験をどうやって突破したんだろう??
自頭は良いのかな?
適正試験と面接試験でやらかした人達は落とすべきでしたね。

上記に合格後、6か月警察学校に通うことになります!
学校ではありますが毎月約20万円程度、給料も出るそうです。

『教場Ⅱ』ネタバレ感想

堂本真矢の恋心

風間「しっかり想いは伝えたか?」
上記は窃盗を行った堂本真矢に対し、風間教官が退校届を渡した際の台詞です。
鬼教官に徹している風間の人間らしさが垣間見える印象的なシーンでした。

結局、堂本は誰が好きだったのでしょうね?

坂根の触れていた物を窃盗していたため坂根が好き。
「ハーモニカを吹く忍野」の絵を描いていたから忍野が好き。


私の脳みそは単純なので最後のシーンを見て「元々は坂根が好きだったが、関りが深くなるにつれて忍野に惹かれていった」というそれはそれはありきたりな解釈をしました。

しかし触った物の窃盗は割かし愛が重い行為に思えます。
対し最後の絵に関しては「友愛」の域を超えてはいません。
そのため忍野のことは友人として好きであり、未だに坂根が好きという解釈も出来ます。

冒頭の風間の台詞に対する返答は「いいえ」のみでした。
抽象的に表現することで様々な解釈が出来るように作られていたと思います。

漆原はなぜ怒られたの?

今作は少しばかり説明が足りない描写が多かったように感じました。
工藤阿須加さんが演じる宮坂定が職務中の事故で亡くなった際、198期の日下部が漆原の胸ぐらを掴んでいました。

宮坂の事故に対して漆原が直接関わっていたのなら、日下部の怒りも納得です。
しかし漆原が道路を渡った後、ある程度経過してから事故が起きているように見えました。

そのためその場に居合わせただけの漆原に対し、八つ当たりをしているようにしか見えませんでした…

何か怒りの理由を説明してほしかったですね。
例えばすぐに救急車を呼べば助かったのにお前はそれをしなかった!!とかだったら納得出来ました。

199期のメンバーは好きなので、だからこそ納得のいく行動をしてほしかったです。

田澤愛子の落下シーン

風間教官は厳しいですが、行動に対して責任の持ち万全の準備をしている印象を持っていました。
そのため田澤がビルから落下したシーンの違和感が凄かったです。

田澤が落下したとき、ケガをしない準備をしてあるものだと思っていました。
しかし実際は下に待機していた教官の機転により田澤は助かっただけでした。

下に待機していた人物がその場で上手く立ち回れなかったらどうするつもりだったのでしょうか??
最悪死亡事故です…

警察官として非常に無責任な行動で今まで描写されてきた風間とは同一人物に見えませんでした。

風間の過去と鳥羽の関係

卒業式で200期のメンバーに激励を述べる中、鳥羽に対しては以下の台詞を言っていました。
「私の右目のことで覚えがあるな」

そしてエンドロール後、風間が右目を負傷する過去が描かれ、その場に鳥羽が居合わせていたことがわかりました。

鳥羽は物語の最中、警官になりたい理由にウソをついたり、ただ何となく警官を選んだという発言を何度かしていましたが、実際はこの過去が関係していたのではないでしょうか?

鳥羽の日記の嘘がバレたシーン、最後に風間は以下の質問をしていました。
「警察官になりたい理由も全部ウソか」

これは鳥羽が現場に居合わせていたことを知っていたからこその発言だったのかもしれませんね。

評価

評価:

3.0

 満足。

評価軸

☆5 最高!万人にオススメ!!
☆4 面白かった!オススメできる
☆3 満足。
☆2 微妙…。
☆1 好みではない

面白かったですが、展開に納得できないとこも多かったです。
もう少し丁寧に描写してくれとなお良しだったかな…

最後に

エンドロール後の展開からいって続編もありそうですね。
また来年の新春SPドラマになるのか映画化か、どちらにせよとても気になるところで終わったので次が楽しみです!!

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