『珈琲いかがでしょう』 第5話 ネタバレ考察感想 ぺいの初恋と青山の珈琲への初恋。とうとう青山の過去が紐解かれる!

ドラマ

こんにちは。サンチョです!

下記リンクから『珈琲いかがでしょう』の他の回の感想記事一覧も見れます。
ご興味ある方は是非ご確認下さい!

この記事は『珈琲いかがでしょう』のネタバレが含まれます。
未鑑賞の方はお気をつけ下さい。

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珈琲いかがでしょう 基本情報

原作は2014-2015年に『WEBコミック EDEN』で連載されていたコナリミサトさんの『珈琲いかがでしょう』。
2018年にはアプリ「アニメビーンズ」にてアニメが配信されている。

あらすじ

「ほるもん珈琲」
ぺい(磯村勇斗)が目の前に現れ、ワゴン車の中で青ざめる青山一(中村倫也)。しかもカフェで再会した垣根志麻(夏帆)が、車まで青山を追いかけて来てしまう。青山の元仕事仲間だと自己紹介したぺいは、「静かなところで3人で話そう」と提案する。だがぺいの目的は青山を花菱(渡辺大)のもとへ連れていくこと。垣根を巻き込みたくない青山だが、垣根は保険だと逃がそうとしない。 青山の運転で移動中、垣根から青山の前職について尋ねられたぺいは、「強いて言えば清掃業」と答える。そして血や泥にまみれながら“清掃業”をしていた当時について語り出す。

「初恋珈琲」
ある理由でぺいは花菱(渡辺大)らから殴る蹴るの暴行を受けることに。自分の真っ赤な血を見ながら、小学校時代の初恋の相手が背負っていた、真っ赤なランドセルを思い出す。少年時代のぺい(込江大牙)が恋心を抱いたのは、席替えで隣同士になったひとみだ。家が貧しく父親に暴力を振るわれ、早くも人生に絶望していたぺいにとって、ひとみは天使だった。そんな折、ひょんなことから、ひとみの家で手作りの珈琲ゼリーをごちそうになる。苦くて甘くて冷たくて…それはぺいにとって初恋の味だった――。 一方青山は、垣根に珈琲にハマるきっかけになった、ホームレスのたこ(光石研)との出会いを打ち明ける。

引用:テレビ東京 珈琲いかがでしょう公式サイトより

OP主題歌 – 小沢健二『エル・フエゴ(ザ・炎)』

ED主題歌 – Nulbarich『CHAIN』

引用) YouTube Nulbarich公式アカウントより

原作 – コナリミサト『珈琲いかがでしょう』

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STAFF/CAST

CAST

花菱役の渡辺大さんは渡辺謙さんの息子さんです。
また今回はゲストでたんぽぽの川村エミコさんも出演されていましたね。

STAFF
  • 原作 : コナリミサト「珈琲いかがでしょう」
  • 監督・脚本 : 荻上直子 (その他作品)
  • 協力 : 猿田彦珈琲
  • 珈琲カーデザイン : 富田麻友美 (その他作品)
  • 音楽 : HAKASE-SUN
  • OP主題歌 : 小沢健二 「エル・フエゴ(ザ・炎)」
  • ED主題歌 : Nulbarich 「CHAIN」

登場人物

青山一

移動珈琲屋「タコ珈琲」の店主。過去が原因で暴力団に追われている。

杉三平

通称「ぺい」。青山の元弟分で、花菱の指示により青山を探す

垣根志麻

青山の珈琲に救われた過去を持ち、今は珈琲のワークショップで珈琲について勉強中

たこ

ホームレス。青山の珈琲の師匠。

花菱

青山を追う暴力団の幹部。

ひとみ

初恋珈琲(ep.10)に登場。ぺいの初恋相手。

珈琲いかがでしょう ネタバレ感想

ep.9 ほるもん珈琲

まずはほるもん珈琲のネタバレ感想を書いていきます。

タイトルは青山さんが裏の清掃業をしていた時の思考から来ていました。
ひと昔前、内臓系のお肉は捨てるものであり、関西圏では捨てるモノのことを「放るもん」と呼ぶため、そこから「ホルモン」と呼ばれるようになったという説があるそうです。(※あくまで説です)

第4話でゴンザ青山に対し、「昔のお前は周りの人間なんかゴミ同然って感じだった」と言っていたことから、青山さんにとってほとんどの人間が「ほるもん」だったのでしょう。

物語は全話の続きから。
垣根を脅しの材料にされ逃げるに逃げられなくなった青山さん

物語中、ほとんど険しい顔している青山さんでしたが垣根に顔を向けた時だけは穏やかな表情になっていました。
瞬時に表情の切り替えが出来る役者さんって本当に凄いな…

今までちょくちょく出てきていた過去の青山さん

「ほるもん」とつぶやきながら人を殴り続ける姿や、それを止めようとするぺい「は?」と返す姿は明らかに常軌を逸していました

前回登場のゴンザがビビり倒していたのもわかります…。
敬語の青山さん「身の毛がよだつ」と言っていましたが、たしかに前の姿を知っていれば逆に恐ろしい…

そんな業界内でも知らない人はいないほど恐ろしい人物だった青山に憧れていたからこそ、珈琲にのめり込み組織と、そして自分のことをないがしろにし始めた青山をぺいは許せなかったでしょうね。

コーヒーが原因ですれ違いが起きたのかと聞く垣根に対しぺいはこう答えていました。

「すれ違い?すれ違いじゃなくて置き去りだろ?」

「だから俺をホルモンにしたんだろ?」

人生を変えた珈琲にむかって突き進み続ける青山と、その珈琲を飲んでも何も感じなかったぺい
憧れの男と同じ感性を持てなかったからこそ、「置き去り」にされたと感じ、珈琲のことをカルト宗教と呼ぶほど恨むことになったのでしょう。

ただそれでも組織から青山をかばっているあたり、まだ慕い続けているのがわかります…。
(可哀想だけどなんか別れた元カノみたい…)

ep.10 初恋珈琲

ぺいの初恋青山の珈琲への初恋ダブルミーニングになっていました。

まずはぺいの甘くにがい初恋物語。

顔が可愛いわけでも勉強が出来るわけでも運動が出来るわけでもない学級委員の女の子が実は初恋の子?
なんて考えてましたが全く関係なかった(¨)

自分で作ったコーヒーゼリーを食べさせてくれるために家まで招待してくれる女の子に対し恋しちゃうぺいの気持ちは痛いほどわかります…。

「苦くて甘くて冷たくて、正直美味しいかどうかはよくわからない」

珈琲が得意ではないぺい自身ぺいの恋心コーヒーゼリーが上手く結びつけていました

そして大人になり再度出会ったあの子。
ブラックコーヒーを美味しく飲むあの子を見て、手が届かないところへ行ってしまったと確信してしまったぺい

これと同じことが尊敬するアニキにも起こるわけですよね…
ぺいにとって珈琲を楽しめるか否かが自分との境界線なのかな?

ぺいの視点で見ると初恋の子も青山も、珈琲という境界線で自分には手が届かないところに行ってしまったわけですね

振られたことを察した青山「さびしいとき気持ちがまぎれるから口の中いれとけ」ぺいに飴をあげていました。

1話からずっと登場する度にぺいは飴をなめていましたが、それはつまり寂しかったということ…
青山と別れてからずっと飴をなめ続けていたんでしょうか?

シーンは変わって青山さん

今まででのシーンからは考えられないほど項垂れていました。
ぺいが車を降りる前、たこストラップを床に叩きおとしていましたがやはりこの中に盗聴器とGPSが仕込まれていたんですね。
青山さんもそれに気が付き処理をしていました。
ただこれに関してはもっと早く処理するべきだったのでは?という疑問もありますが…。

青山の珈琲で辛い状況から救われ、毎日珈琲を淹れている垣根
世界が変わった珈琲に出会い、同じく毎日珈琲をいれる練習をしていた青山

1話からちょくちょく出てくる二人の共通点。
丁寧かつ誠実であることがモットーな珈琲だからこそ、この二人には分かり合える部分があるのでしょう。

そして回想。
とうとう出てくる青山の人生転換の時!

たこさんは小汚いホームレスでしたが珈琲機材に関してはしっかり手入れされていました
コーヒーミルなんてピカピカ。
私が使ってるヤツは珈琲の削りカスとかでもっと汚いよ…。

機材関係も青山さんが使っているものとほとんど一緒でしたね。
彼が青山さんの師匠ということがよくわかります。同じ機材を揃えたと言っていた垣根も青山の弟子ということになるんでしょうか?

たこさんの珈琲を飲み、しっかり堪能した後「あんたみたいなヤツがこんな美味しいもの飲んでるのはおかしいだろ」という青山

底辺な生活をしていた青山が泥のような珈琲を飲んでいたのに対し、同じく底辺な生活をしているはずのホームレスが彩り豊かな風味の珈琲を作る事実に驚愕するとともに、嫉妬もしていたと思います。

底辺でも小粋にポップにいきたい

美味しいコーヒーとこの考えが、青山の人生を大きく変えていったのでしょうね。

過去の台詞からみる伏線

今までの青山には、個性を大事にするべきという言動が多く見られました

ep.2の死にたがり珈琲では自分はカフェオレと同じく没個性だと悩む早野に対し、「同じ豆でも飲み方は色々で個性も色々」と諭しています

またep.5の男子珈琲では、ストレートなブレンドになりたかったという飯田に対し、ブレンドされて美味しいジャヴァロースタを引き合いに出して、「それぞれがそれぞれに。自分らしさを持っているから愛されるんだと思います」と諭していました。

たこさんも垣根も常に味が変わるコーヒーに対し、「奥が深く面白い」と評価をしていました。

珈琲自体、淹れ方ひとつで個性が変わるものだからこそ、青山さんは人それぞれの個性を見て、それを大事にするようにアドバイスをしているのかもしれませんね。

ぺいの行動

盗聴されている車内でわざと自分を刺し、青山を逃がしていました。
会話だけ聞いていた組織の人間は、挑発された青山がぺいを刺して逃げたと思うことでしょう。

たこの所在を伝えるために組織の力を借りてまで青山に接触し、盗聴器を利用し芝居を打ってまで青山を逃がした ということでしょうか?

真意もまだわかりませんし、そこまで考えて行動していたかも不明ですが、自分が傷つくことになっても青山を差し出すつもりはないみたいですね。

最後に

回を重ねるごとに青山の過去が明らかにあると共に、過去の台詞の真意とかがわかってきますね。
今後はたこさん、ぺい、そして巻き込まれた垣根がどう物語に絡んでいくのか。
そしてぺいはコーヒーのおいしさを理解することが出来るようになるのか。楽しみです!!!

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