映画【ばるぼら】ネタバレ感想 夢か現か。ばるぼらの虜となった男の物語

映画

こんちには。サンチョです。
新しい地図の稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんがW主演を務める映画が11/20に公開されました。
ポスターが素晴らしく、映画館でチラシを見た瞬間に行くと決めていた映画だったので初週に観てきました!

現在(2021年4月27日)、Amazonで『ばるぼら』がレンタルできます。
稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんのセクシィーなヌードが見たい方は、下記からレンタルしてみて下さい!!

今回はそんな期待値バリバリで見た『ばるぼら』のネタバレあり感想を書いていきます!!

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ばるぼら 基本情報

原作を書いたのは数々の名作を世に送り出した漫画の神様・手塚治虫大先生。
ビッグコミックにて1973年から1974年に連載していた手塚先生の大人向け漫画の一つ

あらすじ

引用)イオンシネマ 公式YOUTUBEチャンネルより

芸術家としての悩みを抱えながら、成功し、名声を得、それを失い、破滅していく人気小説家-美倉洋介。 アルコールに溺れ、都会の片隅でフーテンとして存在する、謎の少女-ばるぼら。 ある日、美倉洋介は新宿駅の片隅でホームレスのような酔払った少女ばるぼらに出会い、思わず家に連れて帰る。大酒飲みでだらしないばるぼらに、美倉はなぜか奇妙な魅力を感じて追い出すことができない。彼女を手元に置いておくと不思議と美倉の手は動きだし、新たな小説を創造する意欲がわき起こるのだ。彼女はあたかも、芸術家を守るミューズのようだった。 その一方、異常性欲に悩まされる美倉は、あらゆる場面で幻想に惑わされていた。ばるぼらは、そんな幻想から美倉を救い出す。魔法にかかったように混乱する美倉。その美倉を翻弄する、ばるぼら。いつしか美倉はばるぼらなくては生きていけないようになっていた。ばるぼらは現実の女なのか、美倉の幻なのか。狂気が生み出す迷宮のような世界に美倉は堕ちてゆくのだった・・・。

引用:映画『ばるぼら』公式サイトより

原作 – 手塚治虫『ばるぼら』

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STAFF/CAST

CAST
  • 美倉 洋介 : 稲垣吾郎
  • ばるぼら : 二階堂ふみ
  • 四谷 弘行 : 渋川清彦
  • 甲斐 加奈子 : 石橋静河
  • 里見 志賀子 : 美波
  • 里見 権八郎 : 大谷亮介
  • 須方 まなめ : 片山萌美
  • 紫藤 一成 : ISSAY
  • ムネーモシュネー : 渡辺えり

主演を務められたのは『新しい地図』の稲垣吾郎さん。
元々大人の色気が強い方のため、美倉は常時セクシーで魅力的でした。
濡れ場のシーンも多かったですが、ただのエロでなく芸術的に見えるのは稲垣さんの力も大きかったと思います。

もう一人の主役、ばるぼら役を演じられたのは二階堂ふみさん。
シーンごとに強さ・可愛さ・エロさ・不思議さが表現されていて、どこか掴みどころのない、まさしく幻想的な女性を見事に演じられていました。

稲垣吾郎さんが若いのか二階堂ふみさんが大人びているのか、年齢差が20以上もあるとは思えないほど、お似合いでした。

STAFF
  • 監督・編集 : 手塚眞
  • 撮影監督 : クリストファー・ドイル
  • 脚本 : 黒沢 久子
  • 美術統括 : 磯見俊裕
  • 扮装統括 : 柘植伊佐夫
  • 音楽 : 橋本一子
  • 原作 : 手塚治虫

監督は『ばるぼら』の原作者、手塚治虫の長男である手塚眞さん。
テレビアニメ『ブラックジャック』の監督や漫画『PLUTO』の監修など、他にも手塚治虫先生の作品に携わっています。

登場人物

美倉 洋介

本作の主人公。人気小説家。
小説家として名声を手にし、政治家の娘と恋人の関係となるなど一見順風な生活を送っているが、異常性欲に悩まされている。

ばるぼら

本作のヒロイン。アルコール依存症のフーテン族。
美倉の制作活動に影響を与えつつ、美倉と深い関係となっていく。

甲斐 加奈子

美倉のマネージャー。ある時期を境に作風・性格の変わった美倉を心配する

里見 志賀子

政治家の娘。美倉の恋人。

ムネーモシュネー

ばるぼらの母。ばるぼらとの結婚を求めた美倉に対し試練を課す

映画『ばるぼら』ネタバレ感想

ばるぼらは実在したのか?

ばるぼらが何者なのか、最後まで完璧な答えが出せないように丁寧に作られていましたね。

まず美倉の『異常性欲』といった設定。
人形を擬人化して発情したり犬を恋人だと勘違いして発情したりと、性欲が絡んだ時、現実と幻想の区別がついていませんでした。
そのため、『ばるぼら』という少女が実在せず、美倉の異常性欲が作り出した妄想なのではないかという疑問を抱くことができるようになっていました。

またばるぼら美倉と交友がある人物と一切接触をしませんでしたね
ばるぼら美倉を連れ回すことはありましたが、美倉が知人の元にばるぼらを連れていくことはありませんでした。
マネージャーの甲斐美倉の下を訪れた時も、ばるぼらは外出していたり、隠れていたりと巧妙に接触しないように作られており、ここでもばるぼらの存在の疑問点を表現していたと思います。

そして『消えた扉』。ばるぼら美倉の下を離れた後、美倉が過去にばるぼらに連れられ訪れた場所に向かいましたが、存在していたはずの扉が消えてなくなっていました。
ここだけ見れば全ては妄想だったで片づけられるのですが、ばるぼら里見権八郎甲斐を模した藁人形を所持しており、実際二人とも不幸に襲われるなど、妄想では片づけられない事象も起こっていることから、ばるぼら周りの人物には不思議な力があると言われれば納得できる作りになっていました。

私個人としては、ばるぼら美倉の妄想なのではないかと思いながら、映画を鑑賞していました。
しかし美倉ばるぼらと多くの行動をしていたのも事実なので、取りつかれた者にしか見えない世界があるなど、ファンタジーの要素も残してある、わざと議論が可能な状態で世に送り出された映画だなと感じました。
他の方がどう感じたのか気になる部分です。

ラブシーンについて

この作品を語る上では外せない部分でしょう!
美倉ばるぼらのラブソーンは非常に力を入れて作られており、エロいというよりは美しいという方が正しい気がします。(もちろんエロくもあるのですが)
稲垣さんと二階堂さんのファンの方は満足したのではないのでしょうか。

個人的な感想を言うと美しかったですが、少し長かったなとも思いました。
そろそろ服を着てくれてもいいかな…と思うほどしっかりラブシーンを描かれており、何を求めて映画を見ているかによって賛否が生じたのでないでしょうか。

評価

評価: 3.0  満足。
評価軸

☆5 最高!万人にオススメ!!
☆4 面白かった!オススメできる
☆3 満足。
☆2 微妙…。
☆1 好みではない

面白かったですが、R15作品ということもあり、全ての人にオススメできるわけではないです。
また私は感性がどちらかといえばお子様よりなので、芸術的はものよりもストーリー性があるものの方が好みなのでこちらの評価です。
ラブシーンが長い、服を着てくれと思ってしまった時点でこのような映画を見るには私は未熟なんだなと思いました…
ただ本当にラブシーンは美しく、また考察のしがいがある映画だと思うので、ラブシーンが苦手などでなければ、見てみると良いと思います!

最後に

原作を読まずに映画を見たのですが、次は原作を読んでみたいと思います。
原作を見た後にこの映画を見ると、またばるぼらの捕らえ方が変わるかもしれませんね!!
稲垣さんの演技は久しぶりに見たのですが、もともと持っているダークな雰囲気が大好きなので、地上波のドラマで見れる日を楽しみにしています!!
主役よりも脇を固めたほうが魅力が際立つ方だと思うので、2番手か3番手くらいの役で見たいですね!!

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