映画『法廷遊戯』 ネタバレ考察感想 同害報復を掲げていた馨が仕掛けた最後の無辜裁判!リンドウの花言葉についても解説!

映画

こんにちは。サンチョです!

今現在私が応援しているユニットキンプリ!

その片割れである永瀬廉さんが主演ということもあり、公開初日に映画を見てきました!!

この記事は『法廷遊戯』のネタバレが含まれます。
未鑑賞の方はお気をつけ下さい。

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法廷遊戯 基本情報

原作は2020年の第62回メフィスト賞に受賞した小説『法廷遊戯』

ロースクール時代に裁判ゲームをしていた同期3名がそれぞれ、弁護人・被告人・死者となり、本当の裁判に関わることになる法廷ミステリーです!

主役の久我清義役にはKing&Princeの永瀬廉さん。さらにKing&Princeは主題歌である『愛し生きること』を担当しています

あらすじ

引用) YouTube 東映映画チャンネルより

本格法廷ミステリー小説「法廷遊戯」がついに映画化!法律家を目指すロースクールの裁判ゲームで起こった悲劇。無罪を主張し「お願い、私を弁護して」とだけ話すと、一切口を開かない容疑者・美鈴。この謎の状況に翻弄される弁護士・清義だが、これは死者・結城が仕掛けた最後のゲームだった。「ゲームのプレイヤーは貴方なの」の言葉をヒントに、裁判はマスコミも騒がす前代未聞の展開に!そして暴かれてゆく封印されていた3人の秘密。追いこまれた清義は究極の決断をするが…。最も神聖な場のひとつである法廷で待つ驚愕の結末は!

引用:法廷遊戯 公式サイトページより

原作 – 五十嵐律人『法廷遊戯』

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主題歌 King&Prince『愛し生きること』

引用) Youtube King&Princeチャンネルより

主題歌は主演である永瀬廉さんがメンバーとして活動するKing & Princeの14th Single
この曲は11月8日にリリースされています!!

STAFF/CAST

CAST
STAFF
  • 原作 : 五十嵐律人
  • 監督 : 深川栄洋 (その他の作品)
  • 脚本 : 松田沙也 (その他の作品)
  • 助監督 : 菅原丈雄
  • 美術 : 黒瀧きみえ
  • 編集 : 坂東直哉
  • 音楽 : 安川午朗
  • 主題歌 : King&Prince『愛し生きること』

登場人物

久我清義

ロースクールを卒業し弁護士になった青年。結城馨殺害の容疑者となった幼馴染である織本美鈴の弁護人となる

織本美鈴

セイギの幼馴染でロースクール同窓生の女性弁護士。自身の弁護をセイギに依頼するも事件については何も語らない

結城馨

在学中に無辜ゲームを開催していた秀才。弁護士となったセイギを無辜ゲームに招待するも遺体で発見される

奈倉哲

ロースクールの准教授

釘宮昌治

セイギが過去に起こした傷害事件を担当した弁護士

佐久間悟

結城馨の父親。警察官だったが亡くなっている

沼田大悟

何者かの指示でロースクール時代の美鈴の部屋を盗聴していた謎の男

藤方賢二

セイギのロースクール時代の同級生

法廷遊戯 ネタバレ感想

冤罪の佐久間悟,無罪の美鈴

冤罪とは、罪を犯していない人が裁判で有罪を宣告されてしまうこと

無罪とは、検察官が罪を証明できなかっただけのこと

馨による冤罪と無罪の本質の話は中々面白かったですし、この作品の登場人物の芯をついたものだった気がします!

佐久間悟はまごうことなき「冤罪」。彼が冤罪であることがこの物語のスタートでした

そして美鈴はどこまでも「無罪」。佐久間悟の件では司法が彼女の真実を暴くことに失敗し、馨の件でも司法はその真実を暴くことに失敗しました

そんな無罪を二度も勝ち取った美鈴が、最後には一番苦しむことになるとは皮肉なものですね

リンドウの花言葉

在学中、馨が自分の身に何かあったら父と自分に手向けてくれとセイギにお願いした花がリンドウでした

わざわざリンドウを指定していたのが気になったんで花言葉について調べてみたのですが、リンドウの花言葉は「勝利」「正義感」だそうです

「勝利」とは美鈴が最も嫌がる形でセイギが弁護士を辞める方向に2人をコントロールすることなのでしょうね

自分の芝居に付き合わなかった場合(=自分を殺害した場合)、最も嫌な形で真実が明るみに出ることになると馨は美鈴を脅していましたが、それはセイギが馨の日記を発見することを差していたのかな

馨の過去を、そして自分の犯した罪を認識したセイギ「正義感」から弁護士を辞める道を選びましたが、そこまでの全てを馨は想定していたのでしょう

美鈴の壊れっぷりはまさに馨の勝利だったと思います!!

やり直すことを選んだセイギ

映画で描かれていた分だけだと、セイギの人生選択の岐路は美鈴を守るときに生じている感じでしたね

美鈴を守るために施設長を刺し、美鈴を守るために佐久間悟を突き落とし、美鈴を守るために脅迫犯を探し、美鈴を守るために弁護をする

兄妹のような関係である美鈴のためにと、時に自ら罪を犯し時に罪に目をつぶっていたわけですが、正義感の強かったセイギにはそれが耐えられなかったのかな?

佐久間悟の末路とその息子である馨の人生。過去に自分が犯した罪の果てを知ったセイギは美鈴を守りきった後、弁護士バッジを外してどこかに消えていきましたね…

空を見つめていたセイギがどこに消えたのかまでは描写されていませんでしたが、戻るところであったアパートまで引き払っていたことから、流石に察しはついてしまいます。ケジメをつけるために[佐久間悟]でも、[美鈴]でもない道を選んだんだろうなぁ

すでに壊れていた美鈴

「君はまだやり直せる」という言葉に強い拒絶反応を示していた美鈴…

過去の体験が体験ですから、大人に対してどの口がという気持ち今さら何を言ってんのよって気持ちがゴチャゴチャになっていたんでしょうね…

本当の親はいなくなり、児童施設の仮親からも酷い目にあう…。誰も…特に大人が嫌いになるのはわかりますし彼女の人生には同情できます…。精神がぐちゃぐちゃになるのはしょうがなかっただろうな…

美鈴にとってセイギはヒーローで、ヒーローなセイギこそ唯一の拠り所だったからこそ、ヒーローのセイギを守りたかったし彼のために動き続けていたのでしょう

だからこそヒーローを辞めることにしたセイギに対し酷く取り乱していましたね

無罪により社会復帰が認められた美鈴ですが、拠り所がなくなった彼女がこの先どう生きていくのか気になります…

人をコントロールしきった馨

「目には目を歯には歯を、罪には同等の罰を」

司法の手が届かない美鈴には絶望を司法で裁けるセイギには法を冤罪を生み出した司法には強い世論を

同害報復を掲げていた馨は、父の件で罪を犯した者達に対し、罪に見合った罰をそれぞれに与えましたね

美鈴が罪を償わず自分を殺害した場合はより強い絶望を与える計画になっていたのところが非常にしたたかだったと思います

映画では馨の心理描写が描かれていませんでしたが、復讐対象の二人が同じ大学にいた時の気持ちはどんなものだったのでしょうか…

復讐の手段は色々あったハズですが、彼らを赦すために同等の罰を考え出し、長年かけて実行した彼の信念には感服します

司法を信頼していなかったであろう馨が、無辜ゲームを開催していた時の心理も気になりますねー

評価

評価: 4.0 ☆4 面白かった!オススメできる
評価軸

☆5 最高!万人にオススメ!!
☆4 面白かった!オススメできる
☆3 満足。
☆2 微妙…。
☆1 好みではない

最後に

メイン3名の演技はどれも素晴らしかったな~~~

やましい過去はあれど基本純粋なセイギ。落ち着いている様に見えて実は過激な美鈴。冷血に見えて復讐の炎は絶やしてなかった馨

表情、というかまとっている空気感でなんとなくどんなキャラかわかる完璧な演技でした!!

しかし杉咲花さんの乱れっぷりとかホントすごかった…。あんな悪役が似合うとは思いませんでした…

コメント

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