こんにちは。サンチョです!
2006年から放送されていたアニメ『銀魂』が劇場版でとうとう完結を迎えました!
最初期のエンディングテーマ、「風船ガム」のメロディーがいまだに脳内にこびりついています。
放映時以外聞いた記憶はないのになぜこんなに覚えてるんだろう…
私は銀魂シリーズは週刊少年ジャンプでのみ読んでいた「ジャンプでうっすら銀魂流し読み組」。
週刊少年ジャンプでの連載が終了してからは、気になってはいましたがそれ以降の物語について一切手は出せずに気が付けば2021年になっていました。
そのため今回の劇場版は、私のように週刊少年ジャンプでのみ追っていた読者にとって、最も気になっていたストーリーを最高の形で提供してもらえた最高の作品であったと思います!
スタッフの皆様、原作の699話から映画化して下さり本当にありがとうございました!!
内容も良く、余韻に浸るあまり気が付けば本屋で最終巻を手に取っていました(O´∀`)
今回はそんな『銀魂 THE FINAL』のネタバレ感想記事を記載していきます。
この記事は劇場版『銀魂 THE FINAL』のネタバレが含まれます。
未鑑賞の方、または原作77巻を未読の方はお気をつけ下さい。
※本作品の配信情報は2024年2月5日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはホームページもしくはアプリをご確認ください。
『銀魂 THE FINAL』 基本情報
2006年から放送していたアニメ『銀魂』の最終回。
銀魂の劇場版アニメとしては『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』に続く3作目。
原作の漫画は全77巻。発行部数は5500万部を超える超人気漫画。
2017年・2018年には福田雄一監督のもと、実写映画化もされている。
あらすじ
地球滅亡のカウントダウンが迫る中、かつての盟友である銀時、高杉、桂はそれぞれの想いを胸にひた走る。 だが彼らの前に立ちはだかったのは、あまりにも哀しい絆を持つ人物…… 銀時たちを教え導いた師匠・吉田松陽とは別の人格、虚(うつろ)だった――。 最後にして最大の敵・虚は、自らの命を終わらせるため、地球を丸ごと道連れにしようとしていた。 虚の野望を阻止し、師匠・松陽の悲願を胸に戦い続ける銀時たちを援護するため、新八、神楽、真選組、かぶき町の面々、かつてのライバルたちまでもが参戦する! 巨大化してゆく虚の力。己の命をかけて対峙する高杉。 ぼろぼろになった銀時が最後に見たものとは…!銀時は果たして、すべてを終わらせることができるのか…!
原作 – 空知英秋『銀魂(77巻)』
OP主題歌 – SPYAIR『轍~Wadachi~』
STAFF/CAST
- 坂田銀時 : 杉田智和 (その他の出演作品)
- 志村新八 : 阪口大助 (その他の出演作品)
- 神楽 : 釘宮理恵 (その他の出演作品)
- 定春: 高橋美佳子 (その他の出演作品)
- 高杉晋助 : 子安武人 (その他の出演作品)
- 桂小太郎 : 石田彰 (その他の出演作品)
- 吉田松陽 : 山寺宏一 (その他の出演作品)
- 志村妙 : ゆきのさつき (その他の出演作品)
- 近藤勲 : 千葉進歩 (その他の出演作品)
- 土方十四郎 : 中井和哉 (その他の出演作品)
- 沖田総悟 : 鈴村健一 (その他の出演作品)
- お登勢 : くじら (その他の出演作品)
- キャサリン : 杉本ゆう (その他の出演作品)
- 卵(たま) : 南央美 (その他の出演作品)
- 坂本辰馬 : 三木眞一郎 (その他の出演作品)
- 長谷川泰三 : 立木文彦 (その他の出演作品)
- 猿飛あやめ : 小林ゆう (その他の出演作品)
- 柳生九兵衛 : 折笠富美子 (その他の出演作品)
- 今井信女 : 平野綾 (その他の出演作品)
- 月詠 : 甲斐田裕子 (その他の出演作品)
今作の映画に関しては、銀魂を知っていることは前提のためキャストについて特に言うことはありません。
しいていえば最後にあの方が登場されたくらいでしょう!!
- 原作 : 空知英秋
- 監督 / 脚本 : 宮脇千鶴
- 監修 : 藤田陽一
- キャラクターデザイン・総作画監督 : 竹内進二
- アニメーションキャラクターデザイン : BN Pictures
- 主題歌 : SPYAIR『轍~Wadachi~』
- 挿入歌 : DOES『道楽心情』
監督・脚本は宮脇千鶴さん。第1期から作画監督として『銀魂』に携わっており、第3期からは監督として作品を盛り上げていた、アニメ『銀魂』を支え続けてきた方です。
監修の藤田陽一さんも第1期のシーズン其ノ参から第2期まで監督を務めており、同じくアニメ『銀魂』を支え続けてきた方です。2015年にブームとなった『おそ松さん』の監督でもあり、常人では思いつかないギャクを得意としています。
登場人物
坂田銀時
何でも屋「万事屋銀ちゃん」の元リーダー。幼少の頃、吉田松陽に拾われ松下村塾で学ぶ。
現在は万事屋を解散し旅をしている。「星芒教」に奪われた松陽の心臓を取り戻すため、戦いに赴く。
高杉晋助
武装集団・鬼兵隊の総督。幼少の頃、吉田松陽の運営する松下村塾で学ぶ。
「星芒教」の活動を潰し師の松陽を救うため、銀時と行動を共にする。
桂小太郎
反幕府勢力「攘夷党」の党首。幼少の頃、吉田松陽の運営する松下村塾で学ぶ。
師を救うため、銀時・高杉と共に戦いに赴く。
志村新八
何でも屋「万事屋銀ちゃん」のメンバー。現在は解散した万事屋を一人で営む。
坂田銀時の願いを叶えるため万事屋として戦いに赴く。
神楽
何でも屋「万事屋銀ちゃん」のメンバー。2年目、定春を救うため旅に出た。
坂田銀時の願いを叶えるため万事屋として戦いに赴く。
定春
万事屋に住む神楽のペット。
2年前の戦いで力を使い果たし、長い眠りについている。
吉田松陽
不老不死・虚の中に生まれた人格の一つ。松下村塾を営んでいた銀時らの師。
銀時が引き取った虚の転生体にて人格を取り戻すが、「星芒教」に攫われる。
虚
500年間生き続けた不死の人物。2年前、銀時たちに敗れ消滅した。
『銀魂 THE FINAL』 を楽しむためには?
原作77巻の映画化
今作は原作『銀魂』の77巻に収録されている第699話~第704話までが映像化されています。
そのため映画を最大限楽しむためには第698話までの内容を知っている必要があります。
現在(2021/1/11)第698話までを知っている条件は以下の2つになります。
①原作77巻を読んでいる
②週刊少年ジャンプ連載時の最終回を読んでいる
GIGA移行前までが第698話なので、週刊少年ジャンプで銀魂を追っていた方は丁度続きを楽しむことができます。
注意していただきたいのはアニメで追っていた方。
アニメ第4期の最終話は、原作でいうところの第686話になります。
後述する『銀魂 THE SEMI-FINAL』にてアニメ第4期の続きを知ることが出来ます。
全てを知ってから劇場版を視聴したい方は、『銀魂 THE SEMI-FINAL』を先に見ましょう!
『銀魂 THE SEMI-FINAL』について
Lemino(旧:dTV)にて『銀魂 THE FINAL』の前日譚が配信されています。
配信情報は下記になります。
第一話:2020年1月15日配信
万事屋篇「後先考えずに風呂敷を広げるものじゃない」
第二話:2020年1月20日配信
真選組篇「直前になって大事なことを決めるものじゃない」
アニメ派の方はこちらを見ることで映画の準備を整えることが出来ます!!
また下記は『銀魂 THE SEMI-FINAL』の感想記事です。
合わせてどうぞ!
Leminoへの登録はコチラから。初回31日間は無料です!!
『銀魂 THE FINAL』 を見るには?
Lemino
Leminoについては上記でも紹介しましたが「銀魂 THE FINAL」を視聴することができます!
『銀魂 THE SEMI-FINAL』と一緒にどうぞ!!
Amazonプライム
またアマプラでも『銀魂 THE FINAL』を視聴可能です!!(2023年9月8日現在)
『銀魂 THE FINAL』 ネタバレ感想
パロディなあらすじ
さすが銀魂いきなりやってくれました(-´∀`-)
絵柄だけでなくBGMまで完全にドラゴンボール!
映画が始まってすぐ劇場に笑いがこだましていました!!
またあらすじとしても優秀でした。
作中では「頭に入ってこない」というツッコミがありましたが、私のような暫く銀魂を読んでなかった者にとっては思い出すのに十分な非常にわかりやすいあらすじでした。
展開を覚えている人も覚えてない人も全員楽しめるようにバランスが取られていたと思います
松下村塾の教え子達の快進撃
序盤は銀さん・高杉・桂による快進撃。
幼馴染みの3人が共闘し、敵をなぎ倒しながら進んでいくのは見ていて爽快でした!!
一度は袂を分けた同門の剣士達が、冗談を飛ばしながら対等に支え合っている姿には見ていて込み上げてくるものがあり、ずっと見ていたかったです。
共に笑うシーンは万事屋メンバーとでは見ることがない「大人の笑い」だったと思います。
3人の快進撃の中でも印象的だったのは桂の爆撃です。
敵への攻撃と進行妨害を一手で行う姿はさすが「逃げの小太郎」でした!
高杉晋助と吉田松陽の邂逅
個人的には観ていていくつか印象的な演出がありました。
高杉晋助と吉田松陽の邂逅もその一つです。
具体的に言うと高杉が松陽に話しかける時の声。
今までの「高杉晋助」では考えられないほど悲しそうで子供が大人に甘えるような声でした。
彼にとって「過去」がどれほど大切なものであったかセリフだけでなく声でも物語っており、演出と子安武人さんの表現力が素晴らしかったです。
こちらに関しては映像作品だからこそできる表現であり、映画を観てよかったと思える箇所だと思います。
坂田銀時と高杉晋助
銀さんと虚の戦闘から高杉の最後まで、素晴らしい演出がいくつもありました。
まず銀さんが高杉の体を乗っ取った虚を斬る直前の表情
原作では口元のみ描かれていましたが、映画では顔全体が映っていました。
飄々とした姿は一切なく、今にも泣きそうな悲しみの表情
原作ではぼかしていた、「坂田銀時」の本気の悲しみの表情を見事に描いてくれていました。
表情が気になる方はこちらのブログにも載せている本予告の57秒地点をご確認下さい。
映画を観終わった今、この予告を見ると心がキュッとなります( TДT)
そして銀さんが高杉に酒を酌み交わしてみたかったと言ったシーン。
高杉は「ガラにもない」と一蹴しましたが、画面は幻想的な桜が舞う中、屋形船で銀さんと高杉が酌をしている美しい演出に切り替わっていました。
こちらも原作にはない映画オリジナルの演出です。
高杉の黄泉への川渡りも表現されており、涙腺が緩む美しくも悲しい見事な演出でした。
坂田銀時の涙
コメディシーンはともかく、実は銀さんが涙をするシーンはほとんどありません。
私の記憶が正しければ、高杉の左目に焼き付いている松陽を斬ったシーンのみだと思います。
だからこそ高杉の頬に伝った一粒の涙は万事屋になってから初めて流した悲しみの涙。
高杉にとって「過去」がどれだけ大切であったかという話は前述しましたが、「坂田銀時」にとっても「過去」が大切なものであったことがわかります。
ポストクレジット
まさかの感動的なラストの後、映画を締めくくったのは番外編である『3年Z組銀八先生』でした。
本物の空知先生がウホウホ言ってるは、最大の宿敵であった虚がぶっ壊れてるは良い意味で散々ww
多くの人が『3年Z組銀八先生』に驚いたと共に喜んだのではないでしょうか!
まさに銀魂を締めくくるに素晴らしいラストでした!!
評価
銀魂を物語を知らない人には一切オススメしませんが、ちゃんと最後まで知っている人には見た方が良いと断言できる作品でした!!
スタッフたちの銀魂愛が詰め込まれていたと思います。
最後に
ここ最近のジャンプアニメ作品は作画がとても凄く、同じ質を期待していた人からすると残念だったのかもしれませんが、十分素晴らしい作品だったと思います。
ここはちょっと作画が悪いなと思ったシーンもあったりはしましたが、凄くに気になるほどではありませんでした。
銀魂という作品がこれで終わってしまうのが本当に寂しいです。
映画を観た後、改めて77巻を読みましたが、やはりとても面白かった…
また特別読切などの形で銀さんに会えることを楽しみにしています!!
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