こんにちは。サンチョです。
今回はアプリ『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』のイベント、『君のステージ衣装、本当は…』のコミュ感想を記載していこうと思います!
意味深な歌詞で『しんげきえくすて』での発表時から話題を呼んでいましたが、今回のイベントで実装されたロング版のMVは歌詞も含め本当に素敵でしたね。
チヨとカナデの物語としてみるだけでもテーマがしっかり伝わってくるのに、コミュを見るとさらに視点が増える仕様。おかげでさらに曲が好きになりました!!
CDもさっそく買って何度も聞いています!2番の歌詞もいいですね
この記事はイベントコミュのネタバレも含まれますので、未鑑賞の方はお気をつけ下さい。
デレステ『君のステージ衣装、本当は…』 基本情報
2021年1月21日 – 28日 の期間に行われたアタポンイベントに付随するストーリー。
OPとEDを含め、計7話のイベントコミュがある。
OP . はじめまして、青春
1話 . わからないことがわかること
2話 . 探り合う距離感
3話 . 変わりゆく温もり
4話 . 大人びた子供の本音
5話 . 君の衣装ができるまで
ED . また明日、青春
あらすじ
新曲に合わせたショートムービーの撮影をすることになった荒木比奈、速水奏、白雪千夜、的場梨沙、佐城雪美。アイドル達は高校を舞台にした儚い青春劇の台本を受け取り、各々の役と自分を当てはめながら真剣に向き合っていく。そんな中、プロデューサーは荒木比奈に共演者全員のことをよく見ておいてほしいと依頼する…
イベント楽曲 – 『君のステージ衣装、本当は…』
STAFF/CAST
登場アイドル
荒木比奈
(C)2015 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
「チヨの気持ちを理解して、応援するヒナ」役
プロデューサーに依頼され作品のため他の4人を見守りフォローする。
白雪千夜
(C)2015 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
「カナデに憧れながらも、気持ちを伝えられないチヨ」役
チヨの行動を理解しつつ、物語に救いを求める自分の変化に戸惑う。
速水奏
「ひとつ上の学年で、留学してしまうカナデ」役
役を掴むため、個人で行動するようになる。
的場梨沙
「カナデと昔からの知り合いで、周りをよく見ているリサ」役
メンバーと交流を深めつつ、レッスンを牽引する。
佐城雪美
「マスコット的存在のユキミ」役
物語や役にわからないことが多く他のメンバーに助言を求める。
『君のステージ衣装、本当は…』ネタバレ感想
全員が「君」で「僕」- 歌詞についての考察 –
まず最初に断っておきたいのは、歌詞が恋愛ソングだからといってMVまで恋愛であると断定する必要はないと私は思っています。大事な友人が遠くにいってしまうのを止められない物語も十分「哀」ですし、全てを恋愛感情に結びつけてしまうのは無粋ですから。
この曲は「喜怒哀楽」をうち「哀」をテーマにした楽曲。
「秘めた思い」を題材にした悲哀の恋愛ソングになっており、MVはこの曲をイメージして作られています。
最初にMVを見た方は「君」がカナデで「僕」がチヨだと感じた方が多いのではないでしょうか?
太陽のように輝くカナデとそれに惹かれ憧れるチヨ。
海外留学を決心したカナデを引き止めたいけど、カナデのためにチヨは笑顔で送りだす。
こんなストーリーが頭に浮かびました。
ただコミュの5話目を読むと衝撃の視点が用意されていることがわかりました!
比奈の台詞から、ヒナにとっては「君」がチヨだとわかります。
横にいた友人チヨがカナデに出会い、輝き変化していく。
カナデに惹かれ前進していくチヨをヒナは後ろから悲しい笑顔で見つめている。
コミュから得た情報も含め「僕」をヒナに置きかえると上記のようなストーリーが浮かびます。
この視点を持ってから改めて歌詞を見ると「君」→チヨ、「僕」→ヒナのほうがしっくりきます。
MVの演出からも変化しているのはカナデではなく間違いなくチヨ。
歌詞は変化していく「君」のことを歌ったものなので、第三の目線だと思うんですね。
最初に断りましたが私はこれが恋愛感情という風には認識していません。
友達が夢を見つけ本気で打ち込む様は、嬉しくもあり、知らない人に変わっていくようで悲しくもありますからね。
そして変化していく友人と自分を見比べたとき、自分は輝いていないようにも映ります。
仲がいいからこその感情だと思うし、そんな友愛の関係を演出したのではないでしょうか?
輝いている人には無条件で憧れますし、嫉妬もしますから…(最近どっかの6つ子アニメでも3男が輝いている人物をみて、自分も輝きたいと言っていましたし…)
今回は「君→カナデ、僕→チヨ」のパターンと「君→チヨ、僕→ヒナ」のパターンを考えました。
しかしOPで監督は「5人全員の君との僕の物語」と言っているんですね。
描写こそされていませんが、もしかしたらユキミにもリサにもそしてカナデにも「君」となる人物がいるのかもしれません。
そこまでしっかり考えるのも面白いかもしれませんね!
ヒナと比奈
今回のコミュは比奈がヒナを通して、青春を思い出す話になっていたんですね。
梨沙ちゃんの「線を引くな、対等でしょ(要約)」という台詞を聞くまで気が付きませんでした…
比奈はプロデューサーに依頼され、1歩引いたところから4人を見守ります。
だけどそれと同時に、すでに学生でない比奈は「青春」という舞台に立つ4人を舞台の外から見ていました。
カナデに惹かれ青春を謳歌しているチヨに憧れるヒナのように。
梨沙ちゃんに「対等」と言われ青春の舞台に立っていいことに気が付きます。
年をとると若い子がはしゃいでるでけで青春だな…なんて言葉をこぼしますが青春に年は関係ないんですね。(まあ私自身は青春の舞台に立てるとは思いませんが…)
比奈に関してはアイドルやってる時点で普通の人より青春していると思いますがね!
チヨと千夜
コミュから推察するに物語のチヨの設定は以下です。
・カナデに惹かれ変化をしているが、その変化を認めてはいない
・関係性の変化を恐れ、カナデを引き止めることはしない
千夜はこの物語の結末を知った上で、チヨとカナデの関係に救いがあっていいのではという考えを持ってしまった自分に驚きます。昔の自分であれば、この物語に救いを求めなかったと。
チヨは関係性の変化を避けるため、カナデを引き止めませんでした。
そして千夜も最初は自分もそうするとチヨの行動を理解していました。
しかし雪美などと会話するうちに「今の自分」は本当に同じ行動をするかと自問自答するようになります。
劇中で何度か「千夜は変わった」という話題がでます。もともとは何かに固執もせず、ちとせに言われるがままだったのでしょう。だからこそ、基本的には何事も手放すことが出来た。
しかしアイドルの道を知った上で、スポットライトを浴びる楽しさや仲間たちの温かさを知り、もしものとき本当にこれを手放すことが出来るのか考えるようになったのでしょう。
このコミュではまだ完全に答えは出ていないようですが、いずれ変化を受け入れる話があるのかもしれませんね。
カナデと奏
奏はカナデの役を理解するため、一人で行動します。
コミュを読んでいるときは、似た性格のキャラクターだと思っていましたが、奏曰く月と太陽のように真逆な魅力のようです。
奏は魅惑的なウソと秘密で人を引きつける夜の光。
対してカナデは夢を追いかけ輝く太陽の光。
常に大人の余裕を感じるキャラだからこそ、自分の行動が周りに迷惑をかけると考えて年上を頼った姿はめずらしかったですね。タイトルも「大人びた子供の本音」と青春劇にピッタリな高校生の弱い部分が描かれていたと思います。
ただ自分も役作りに悩んでいる中、そんな素振りをみせず千夜の相談に乗る姿は流石でした。
そしてそれを解決するやいなやレッスンから姿を消す姿はまさに留学していなくなるカナデのようでした。
二人の小学生
大人3人(高校生を大人に入れていいのかはビミョーだけど…)とは対照的に子供二人は真っすぐで純粋でしたね!
MVのテーマでもありましたが、大人になればなるほど相手のことを考えるあまり自分の考えは秘めがちになります。
その点二人は言いたいことや疑問をちゃんと相手にぶつけることが出来ていました。
だからこそ雪美ちゃんは別れを黙ってに受け入れるチヨに、そしてその姿を黙って見ているユキミを理解することが出来ず苦労します。
梨沙ちゃんは配役通り人を良く見ていましたね。
読み合わせなどのレッスンを率先して行うだけでなく、しっかり人を巻き込んで行動していました。
コミュ力の化け物…これが子供に許された特権か…
冗談はさておき、この子は小学生ながら人の上に立つ才能をもってることがわかる描写でした!
これからが楽しみです!!
最後に
歌詞、MV、コミュの演出などから色々と考察が可能なお話でした。
このコミュは何度か読み直すことをオススメします!!
そうすることで台詞に隠された真意などがわかりとても面白かったです!!
コミュ系は量産が必要な都合、どうしても当たりはずれが出てしまいますが、このコミュは文句なしの当たりだったのではないでしょうか?
またまだイベントSRのアイドルコミュを見ていない方は、イベントコミュを見た上で見てみて下さい。
比奈と千夜が作品を通じて何を感じていたかがわかり、さらに考察が渋りますよ!!
下記はデレステの感想一覧になります。
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