映画『ザ・ファブル』ネタバレ感想 ファイトコレオグラファー岡田准一!彼が考えた振付にも注目!

映画

こんにちは。サンチョです!

2作目の実写映画公開に先駆け、改めて1作目の映画を見直しました!
公開当時も映画館で鑑賞したため、今回で視聴は2回目になります。

すでに一度見ていても、岡田くんのアクションの素晴らしさに驚かされます!本当にキレッキレでそれを見るだけでも価値がありました(*^-^)

原作に比べてアクション面がかなり強化されていましたね~!別作品としても十分楽しむことができました!!

この記事は映画『ザ・ファブル』のネタバレが含まれます。
未鑑賞の方はお気をつけ下さい。

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『ザ・ファブル』 基本情報

2019年6月21日に公開された、岡田准一主演の映画。興行収入は17.7億円
原作は南勝久による漫画『ザ・ファブル』で、『週刊ヤングマガジン』で連載されていた。

あらすじ

どんな相手でも6秒以内に殺す。 “ファブル(寓話)”と呼ばれる謎の殺し屋(岡田准一)は、裏社会では誰もが「伝説」と恐れ、その存在の真偽さえ訝しがられる男。 “ファブル”を育てあげたボス(佐藤浩市)は、あまりにハイペースで仕事をこなし続ける彼に、ある指令を与える。 「一年間、一般人として普通に暮らせ。休業中に誰かを殺したら、俺がお前を殺す」 ボスには絶対服従の彼は“佐藤アキラ”という偽名を使い、相棒のヨウコ(木村文乃)と兄妹のフリをして大阪の街へ。 ボスのツテで真黒カンパニーの社長=海老原(安田顕)に世話になりながらも、 生まれて初めて、一般社会に溶け込もうと真面目に努力し始める。 毎日ヒマをもてあまし飲み歩くヨウコとは対照的に、ボスからもらったインコを大事に育てたり、アルバイトをしてみたり。 街で偶然出会いバイト先を紹介してくれたミサキ(山本美月)や、バイト先の社長=田高田(佐藤二朗)とも徐々に親しくなっていき、普通の生活を満喫し始めるアキラ。「プロの普通」を目指し精進する日々だったが、周囲はアキラを放ってはおかない。 海老原の弟分で出所したての小島(柳楽優弥)と組織の現幹部=砂川(向井理)の確執、ファブルを伝説のレアキャラのように執拗に追い続ける若き殺し屋=フード(福士蒼汰)などが少しずつ、確実にアキラの穏やかな日常に忍び寄る。 そして事件は起こった――。実はある過去を持つミサキが、拉致されてしまったのだ。 ヨウコと共にミサキの救出に向かうアキラ。そこに「絶対に殺してはいけない」というボスの鉄の指令が立ちふさがった時、アキラは自分のこの並外れた能力が初めて「人を救うこと」に使えるのではないかと気付き始める。 だがそこには想像を絶する強敵と、いくつもの罠が待ち受けていた。 果たしてアキラは「殺さず」の指令を守り通せるのか? そして平和な毎日は戻ってくるのか……!?

引用:映画『ザ・ファブル』公式サイトより

原作 – 南勝久『ザ・ファブル』

主題歌 – Lady Gaga『Born This Way』

引用)YouTube レディー・ガガ公式チャンネルより

STAFF/CAST

CAST

主演はV6の岡田准一さん。近年では時代劇やアクション俳優のイメージが強いですね。
なんと岡田さん、「ジークンドー」「カリ」「USA修斗」という3つの格闘技のインストラクター資格を持っているそうです。この映画でもお得意のアクションが存分に発揮されていました。
役者としても2015年日本アカデミー賞にて『永遠の0』で最優秀主演男優賞を、『蜩ノ記』で最優秀助演男優賞を受賞し、史上初にして唯一、男性俳優部門の最優秀賞ダブル受賞を成し遂げています。

ヤクザや殺し屋がメインの物語なので砂川役の向井理さん、フード役の福士蒼汰さんと気性が荒く怖い役の方が多かったですが、小島役の柳楽優弥さんの恐ろしさは群を抜いてましたね。
独特の間の取り方と笑顔のときの気味の悪さ。何を考えているかわからない感じクレイジーな感じが本当に怖かったです。あんな人に絶対絡まれたくない…

STAFF
  • 原作 : 南勝久 (その他の作品)
  • 監督 : 江口カン (その他の作品)
  • 脚本 : 渡辺雄介
  • 音楽 : グランドファンク
  • 撮影 : 田中一成
  • 美術 : 小泉博康
  • ファイトコレオグラファー : アラン・フィグラルツ
  • ファイトコレオグラファー : 岡田准一
  • 主題歌 : レディー・ガガ『ボーン・ディス・ウェイ』

監督は江口カンさん。映画の他にもドラマやCMなど幅広く手掛けており、カンヌ国際広告祭で3年連続受賞しているそうです!スゴイΣ(゜゜)
飽きの来ない絶妙なテンポの良さや場面転換の上手さなど、視聴者目線で作られているのが良くわかる演出をされていました。

ファイトコレオグラファーとして、フランスの俳優および監督であるアラン・フィグラルツさんと主演の岡田准一さんがクレジットされています。
ファイトコレオグラファーとは殺陣や格闘の振付師のことです。つまり岡田さんはアクションシーンの振付の一部をご自分でされていたのですね。自分に合ったスタイルで振付を作っているから、ナチュラルなアクションになるのですね!

登場人物

ファブル/佐藤明

都市伝説にもなっている凄腕の殺し屋。ボスの指示で殺し屋は休業中。殺しは禁止で普通の生活を送るため、デザイン事務所のオクトパスで働く。

佐藤ヨウコ

ファブルの相棒で同じく殺し屋休業中。佐藤アキラの妹という設定で大阪に移住。

清水ミサキ

オクトパスの従業員。父の借金を返済と病気の母を養うため多数のバイトを掛け持ちする。

田高田

オクトパスの社長。アキラを時給800円で雇う。

海老原

真黒カンパニーの社長でアキラとヨウコの住む場所を用意する。義理人情に厚く一般人に迷惑かけることを嫌う。小島を本当の弟のように可愛がる。

小島

海老原の弟分。殺人罪で8年間刑務所にいた。清水ミサキを使って金儲けを企む。

フード

ヒットマン。都市伝説の殺し屋、ファブルを狙う。

コード

フードと行動を共にするヒットマン。砂川から仕事を請け負う。

砂川

真黒カンパニーの専務。海老原から会社を乗っ取ることを企む。

浜田

真黒カンパニーの会長。ボスにファブルの世話を依頼される。

ボス

ファブル達の育ての親で殺しの技術を指導。二人に1年間普通の生活を送るよう命令し、「誰も殺してはならない」というルールを課す。

『ザ・ファブル』 ネタバレ感想

冒頭のファブルの演出が凄い!

個人的に一番見ごたえがあったのが冒頭のファブルによる料亭襲撃シーン。多勢に対し無双し続けるファブルの姿はカッコよく最高の掴みでした。

特に凄かったのはファブルの視点?の具現化。エイム、倒すまでの時間、攻撃する箇所の名称が画面に表示され、機械的な演出になることファブルの無慈悲さがわかります。また画面上に表示される文字などは全然追いきれなかったのですが、そのスピード感で「殺し屋」としての実力の高さが伝わりました。数分でファブルが最強の存在なのがわかります

まあ「殺しを禁止された殺し屋」の話なのに、殺しのシーンが一番見ごたえがあるのはどういうこっちゃという感じではありますが…

怖いが魅力的な小島

今作のキーパーソンは間違いなく柳楽優弥さん演じる小島でした。
出所して第一に行うことが殺しという狂気っぷり。山本美月さん演じるミサキへの脅し方もえげつなく中盤までは彼が早くファブルに始末されないかたと心の底から思っていました。

ただあれだけ暴力的で恐ろしかったのに不意打ちとはいえ、コードにはなすすべなく敗北したのは以外でした。小島がどれだけ狂気的でも単純な戦闘はヒットマンの方が上ということなのでしょう。

人質になった後は狂気のキャラクターから一転、敵勢力にも助けにきたファブルからも酷い扱いを受けており可哀想なキャラクターになっていました。ただ死の直面ではビビり倒し、勝てると思ったら意気揚々と殴りかかるなど感情が前面に出ているので実は作中で一番人間味を感じる存在でした。だからこそあれだけ嫌なやつなのに魅力的なのでしょう。

ここまで小島が魅力的だったのは、柳楽優弥さんの演技力によるものも大きいでしょう。声、表情から体の動きにまで、その時の感情がしっかり乗っていて、画面越しにちゃんと伝わってくるんですよ。あれだけ嫌な奴だったのに小島の最後には大きな喪失感がありました…。

ゴミ処理場の戦闘について

ゴミ処理場の戦闘シーンはいまいちでした。本来なら一番の盛り上げ所なのにもったいない!

逃走しながらの戦闘を描きすぎていることによって、構成員の攻撃方法に無理が生じてきていたんですよね。ファブル小島が天井の蓋を外して上の階に逃げる時など、銃で狙撃する絶好の機会なのに何故か群がって殴りにきており滑稽でした。これじゃファブルがいかにカッコよくアクションしても意味ないよ…

特に気になったのはファブルvsフードのシーン。銃撃ちすぎ。漫画かよ!
銃の撃ち合いがカッコいいのはわかりますよ。戦い自体は緊迫感もありよかったです。ただヒットマン通しの戦いなのにあれだけの至近距離で外しまくるのはどうなんでしょう。ファブルには相手を殺してはいけないというハンデがあったとはいえ、あんなに弾をはずす姿は見たくなかったし、特にハンデもないフードの弾は全く当たらないし、正直残念な演出でした。。。
2人の強さを丁寧の描写していたからこそ肩透かし感が凄く、もったいないと感じました。

真黒組が真黒カンパニーに

コンプライアンスの関係か真黒組ではなく真黒カンパニーと名称が変わっており、それに伴い組織も暴力団から裏社会の会社に変更。組員の役職も変更されています。
やっぱり暴力表現が多い作品ではなるべく「組」とか「暴力団」とかの表現は避けた方がいいんですかね?大幅に作品に影響がでないなら致し方ない変更だと思います。

ただその結果、真黒カンパニーがどういった組織なのかとか内部の力関係とかが正直わかりづらかったです。まあ見てる上ではそこまで気にはならないのですが。
海老原の肩書が若頭から社長に変更されていましたが、一緒に一つ上の立場の浜田会長が出てきたことで会社のトップというイメージが付きませんでした。砂川は砂川で組織のトップにあたる社長にめっちゃ噛みついてますし…。私の勝手なイメージですが「若頭」=「副社長」なんですよね。

キャラの多さについては次回作に期待

原作がある以上仕方ないことですが、ヨウコとか浜田とかあまり活躍がなく、居なくても物語がなりたつキャラクターが多かったため、そういったキャラクター達を無理やり出すためにどうしても話がとっちらかりがちでした

まあヒットして次回作を出す可能性がある以上、存在ごと消すわけにもいかなかったのでしょう。実際この映画は次回作がちゃんと決まっているわけですし…。

今回活躍しなかったキャラクター達には、今作でしっかりキャラ付けだけは行われた分、活躍してほしいですね!

評価

評価: 3.0  満足。
評価軸

☆5 最高!万人にオススメ!!
☆4 面白かった!オススメできる
☆3 満足。
☆2 微妙…。
☆1 好みではない

映画館に行ってまで見る作品ではないかなといった感じでしたが、配信で見る分には気負わなくていい分、丁度良いです。ただバイオレンス系が苦手な方は見ないで下さい。

最後に

改めて見直した時、私が一番驚いたのはジャッカルのシーンで笑ってしまったことです!
映画館で見たときはつまんないな~って思いながら見てたんですけど、特に集中することもなく頭空っぽ状態で見てたら笑ってしまいました(‘v’)
やっぱり映画館で見るときは結構気合入ってるんで、その分ピリついているのかもしれないです。めっちゃ集中して見れるのが映画館での鑑賞の魅力だと思っていますが、適度に頭空っぽに出来たらさらに楽しめるんでしょうね。私もまだまだです!

最後まで記事を読んで頂きありがとうございます!
プライム会員の方は下記リンクから『ザ・ファブル』の作品ページに飛べるので、記事を読んで気になった方は是非ご視聴下さい!

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