こんにちは。サンチョです!
今回も魅惑的なコーヒーが多数出てきましたね!
珈琲焼酎に関しては自宅で作れそうなので是非真似してみたいと思います!
この記事は『珈琲いかがでしょう』のネタバレが含まれます。
未鑑賞の方はお気をつけ下さい。
珈琲いかがでしょう 基本情報
原作は2014-2015年に『WEBコミック EDEN』で連載されていたコナリミサトさんの『珈琲いかがでしょう』。
2018年にはアプリ「アニメビーンズ」にてアニメが配信されている。
あらすじ
「男子珈琲」 飯田正彦(戸次重幸)は、仕事もルックスも完璧なサラリーマン。あのヨン様にも似ていると言われるほどで、周囲に慕われていることは本人も自覚していた。青山一(中村倫也)の「たこ珈琲」に女子社員たちを引き連れ、全員分の珈琲を奢ったり、珈琲のうんちくを披露したりと“いい上司”をアピールしていた。 そんな折、新しい企画について部下と意見が衝突。かみ合わない不満を、見た目も性格も正反対の同僚・森(小手伸也)にぶつける。感情的になる飯田を森はなだめるが、そんな矢先、飯田はひょんなことから、女子社員の陰口を耳にし、自分が嫌われていることを知ってしまう。「勘違いしている」など、飯田の話題で盛り上がる女子社員たちの罵詈雑言にショックを受けた飯田は、青山の前で自分のカッコ悪さを嘆く。その頃、謎の男・ぺい(磯村勇斗)は青山に近づきつつあった――。 「金魚珈琲」 ぺいの姿を見た青山は、なぜか慌ててワゴン車で逃亡。ある田舎町にたどり着いた青山は、タイヤがパンクするというアクシデントをきっかけに、スナックのママ・アケミ(滝藤賢一)と出会う。しかもなりゆきでスナックの手伝いをすることに。あっという間に人気者となった青山を、アケミは昔どこかで見かけたような気がして…。 そんな折、偶然にもアケミの中学の同級生・遠藤(丸山智己)が来店する。野球部のエースで、学校の人気者だったという。青山が入れた珈琲焼酎を味わいながら、2人は久々の再会を喜ぶ。 アケミはスナックを営む傍ら、母親の介護にも追われていた。そしてかつて夢を諦めた後悔のような思いを、青山に吐露する。そんな心情を感じ取ったのか、遠藤はアケミに「閉鎖的な町から抜け出して、もう一度夢と向き合うべき」と訴える。
OP主題歌 – 小沢健二『エル・フエゴ(ザ・炎)』
ED主題歌 – Nulbarich『CHAIN』
原作 – コナリミサト『珈琲いかがでしょう』
STAFF/CAST
- 原作 : コナリミサト「珈琲いかがでしょう」
- 監督 : 荻上直子
- 脚本 : 荻上直子
- 協力 : 猿田彦珈琲
- 珈琲カーデザイン : 富田麻友美 (その他作品)
- 音楽 : HAKASE-SUN
- OP主題歌 : 小沢健二 「エル・フエゴ(ザ・炎)」
- ED主題歌 : Nulbarich 「CHAIN」
登場人物
青山一
移動珈琲屋「タコ珈琲」の店主。
飯田正彦
男子珈琲(ep.5)に出演。ルックス磨きに余念がないサラリーマン。自分磨きをしない森のことを小バカにしている
森
男子珈琲(ep.5)に出演。飯田の同僚。性格が良く仕事ができる。
アケミ
金魚珈琲(ep.6)に出演。スナックのママで一時的に青山を雇うことになる。本名は「タムラノブヒコ」
遠藤
金魚珈琲(ep.6)に出演。アケミに同級生。
珈琲いかがでしょう ネタバレ感想
ep.5 男子珈琲
体を鍛えている飯田からのスタート。
一瞬見るドラマを間違えたかと思いました…(笑)
青山さんの出番も少なく、飯田の物語に青山がちょっと関わるみたいな構成でしたね!
今回の話は自分がイケてる優秀な一点物だと勘違いしている意識高い系な男の物語。
ヨン様の格好やら森への発言やら残念な感じも際立ってましたが、コーヒーの知識量は実際に凄かったです。
各豆の産地をペラペラ喋り、流行っているコーヒーまで抑えていて、ブルーマウンテンの高騰理由まで話す。
女の子たちは興味なかったでしょうけど勉強になりました。
飯田と森は対照的なキャラクターでしたね。
自尊心が強く相手を下にみがちだけど発言には特に内容がない飯田
常に下手で人の言うことをよく聞き、なおかつ優秀な森
どうみても森の方が優秀なのに自分のほうが優秀だと勘違いしているところがタチが悪い!!
まあ部下の陰口やら見下してた同僚の出世やら、最悪な形で自分の現状を確認することになった飯田には同情しますが…
そしてやっとこさカッコいい青山さんの出番!!!
自分をカッコ悪いと卑下する飯田に対し、「自分を知っている人はカッコいいです」と励ますところが良いですね!
いままでの話も含めて青山さんはコーヒー屋というよりはカウンセラーみたいです。
元気がない飯田に青山さんが提供したのは「ジャバロブスタ」のストレートコーヒーと「ジャバロブスタ」を含めたブレンドコーヒー。
「それぞれがそれぞれに…。自分らしさを持っているから愛されるんだと思います」
単独では美味しくないジャバロブスタでもブレンドされることで味わい深くなる。
ストレートで美味しいコーヒーもいいけど、混ざることで美味しくなるコーヒーもまた良いですよねと飯田を諭していました。
相変わらず人生をコーヒーで説く青山さんが知的でカッコいい…。
まあ飯田には青山の台詞は刺さらず、「いいよね。気楽な商売で」と皮肉を言って去っていきましたが…。
最終的に妻の一言で救われた飯田。今後は身の丈にあった行動をしていくのですかね?
ep.6 金魚珈琲
女装滝藤さんのインパクトが強すぎる回でした!
DESIREを歌っているときの目を見開く滝藤さんがめちゃくちゃ怖かった(笑)
ひょんなことからアケミが運営するバーで青山さん。
バーテンダー風の青山さんもまたカッコ良かったですね~!
今回の話で登場した珈琲焼酎は間違いなく美味しいと思うので今度作ります。
これ見てると飲みたいコーヒーが増えていくんだよなぁ…
登場したての遠藤は良いヤツでしたね。すっかり騙されました。
女に生まれ変わっていてもすぐに同級生だと判断し、「昔から色白で女の子みたいだった」と評価して、かつ見つめている姿も多かったので、「あ、遠藤もそっち系なのかな?」と勘違いしました。
アケミはどこか自分に自信をもっていないようでした。
自分のことを雑種と言ったり、お天道様の下で堂々と働けるような人間でもないと言ったり。
介護施設に母を連れていく最中、「恥ずかしいから一緒にいるとこ見られたくない」と言われても特に反論しなかったあたり、そういった扱いにはもう慣れてしまっているのでしょうね。
そんな弱みに付け込んで徐々に正体を現してきた遠藤。
「閉鎖的な空間で生きている田村の取り巻きは田村の上っ面しか見てない。夢に向かってもっと幸せになれ」
まあここまでなら大分上からの態度ですが、アケミを心配しているようにも取れます。
ただ結局「店の地場が悪い。カルマが溜まってる。この薬を飲めば体調が良くなる」と完全にマルチ。
アケミを遠藤から助けているときの眉間に皺がよっている青山さんがカッコ良かったです。
遠藤はバーを閉鎖的な空間とバカにしましたが、金魚鉢をみながら「この小さい鉢で十分」といったアケミに対し、「あったかいですねアケミさんの世界」と返答した青山さんからは本当の優しさがにじみ出ていました。
この話は金魚=アケミとなる構成になっていました。
遠藤との口論の際、金魚を広い鉢で飼っていたこともあったがキョドって病気になったと言っていましたが、それは過去にアケミが青山に救われた際の環境は広い場所だったということなのでしょうかね?
青山がアケミのことを覚えていたのかどうかも気になるところです。
登場した珈琲
・たこブレンド(男子珈琲)
・珈琲焼酎(金魚珈琲)
ep.5で飯田はたこブレンドを二度飲んでいました。
一度目はオリジナルの8種ブレンド。
二度目は8種ブレンドにジャバロブスタというインドネシアの安い豆のコーヒーを加えたものです。
ジャバロブスタ単体での評価は「煮詰め過ぎた麦茶」と散々でしたが、ブレンドすることで独特の苦みを生むみたいでしたね!味比べとかしてみたいものです!!
ep.6で青山が作ったのは珈琲焼酎。
フレンチローストのコーヒー豆を焼酎に数日漬けることで出来るそうです。
これは間違いなく美味しいでしょうね!作り方もそんな大変じゃなさそうなので今度試してみようと思います!
作中では牛乳割にしてもおいしいとありました。
フレンチローストについては前回の記事で説明しているので、気になる方は読んでみて下さい!!
コーヒー豆知識 泡盛珈琲
珈琲焼酎が出てきたので私が時々飲むアルコール系コーヒーについての話を一つ。
沖縄のポピュラーな飲み方の一つに「泡盛のコーヒー割り」というものがあります。
泡盛といえば焼酎よりも香りが強く、甘いのが特徴的なお酒です。
そこにコーヒーの苦みを合わせることでスッキリとした味になります。
私自身泡盛はそこまで得意なほうではないのですが、「コーヒー割り」にすると飲みやすさが段違いで驚きました!!
沖縄の飲み屋であれば見つかりやすいと思うので興味があるかたは試してみて下さい!
ちなみにお酒をコーヒーで割る飲み方を「ブラックボール」と呼ぶらしいです。
最後に
ep.5で「ブレンドじゃなくストレート狙いだったが君は?」と飯田に問われた際に、返答をしなかった青山が気になりました。
今は多数の人と交われるブレンドだと思いますが、昔は同じくストレート狙いだったのか?
徐々に解明されていく青山の過去と共にこの答えもあるかの楽しみです!!
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