『コントが始まる』第4話 ネタバレ考察感想 コント『捨て猫』に出てくる「妙なプライドは捨てろ」は捨てろという言葉の意図とは?

ドラマ

こんにちは。サンチョです!

今回のナレーション担当は「潤平」「里穂子」
ただどちらも自分のことを語る系のナレーションではありませんでしたね。

潤平の過去回想は真壁先生関連瞬太の家族関連
里穂子の回想はつむぎについて

第三者の視点からキャラクターを掘り下げる構成になっており、特に今後に向けてつむぎの性格が掘り下げされたいた印象です。

下記リンクから『コントが始まる』の他の回の感想記事一覧も見れます。
ご興味ある方は是非ご確認下さい!

この記事は『コントが始まる 4話 捨て猫』のネタバレが含まれます。
未鑑賞の方はお気をつけ下さい。

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コントが始まる 基本情報

『プロポーズ大作戦』や『俺の話は長い』などを手掛けた、金子茂樹によるオリジナル脚本の連続ドラマ。

あらすじ

潤平「瞬太は父親を早くに亡くし、母親とは明らかにうまくいってなかった」 里穂子「つむぎは昔から面倒見がいい。弱ってたり傷ついてる人を放っておけない性格だ」 コント『捨て猫』。ステージに現れる段ボールに入った捨て猫役の春斗(菅田将暉)と、野良猫役の瞬太(神木隆之介)。マクベスによるとりとめのないコントの前フリが流れて―――。全く交わらない二人の昔話が、現代でまたも数奇に絡み合うことに。親と子。傷を持つものと、それを優しく包むもの。意地と甘え。様々な相反するものを乗り越えたその時、この物語は奇跡の数十秒を生み出す。見た後に誰かに優しくしようと思える温かさ溢れる第4話。お見逃しなく。

引用:日本テレビ コントが始まる公式サイトより

主題歌 – あいみょん『愛を知るまでは』

引用) YouTube あいみょん公式アカウントより

主題歌はあいみょんさんの『愛を知るまでは』。
CDの発売日は5月26日予定です。下記からAmazonさんで予約出来ます。

STAFF/CAST

CAST
STAFF

登場人物

高岩春斗

お笑いトリオ「マクベス」のメンバー。瞬太の気持ちを尊重しつつ、母との関係性心配する

朝吹瞬太

お笑いトリオ「マクベス」のメンバー。父は他界、母親とは絶縁状態にある

美濃輪潤平

お笑いトリオ「マクベス」のメンバー。真壁に将来のことについて相談をする

中浜里穂子

ファミレス「メイクシラーズ」の店員。

中浜つむぎ

里穂子の妹でスナック「アイビス」の従業員。面倒見がよく傷ついている人を放っておけないタチ

朝吹友利子

朝吹瞬太の母。瞬太いわく自分に甘く他人に厳しい性格。瞬太とは絶縁状態にある

真壁権助

マクベスメンバーの元担任の先生。人生に悩む潤平の相談に乗る

コントが始まる 4話 ネタバレ感想

まずは細かい感想をチラホラとします。

①マクベスという名前の由来
「真壁’s スチューデント」でマクベス。
シェイクスピア一切関係なかったんですね(笑)
潤平が名前の由来を先生に「教えるわけないじゃん」と言ってましたが、これは恥ずかしくて言えないわ

②瞬太が本当に好きな食べ物
公式での好きな食べ物はラーメンとポップコーン
べろべろに酔うと食べたがるのはミートソーススパゲティ
母の愛情に飢えているというのがにじみ出てるエピソードでしたね。
しかし瞬太の好きなものを自慢気に姉に話すつむぎにはやはりラブの波動を感じる!

③マクベスの今後
・両親には反対されつつも兄には応援されている春斗
・両親の実家を継ぐつもりが拒否され彼女にはマクベスを応援されている潤平
・マクベス以外がなくなった瞬太
・マクベスの解散を取りやめてほしいマネージャー
マクベスを解散しない理由が出揃ってきたところに来た恩師の解散した方がいいという言葉。
誰の言葉よりも大きく意味をもつ言葉になったでしょう。
どのような選択を選んでいくのか気になります

④安藤店長と瞬太
母を亡くし傷心している瞬太「親と思っていい」という台詞はカッコ良かったですね~!
また瞬太「そのつもりです」という返答も痺れました!
少しの会話でしたが渋くて素晴らしかったです。
瞬太はマクベスしかなくなったと言っていましたが、ちゃんと居場所があるじゃないですか
!!

遮二無二やれと言ってほしかったマクベス

遮二無二とは「あれこれ考えず強引に行動する」ことです

春斗潤平が先生に人生相談をしたとき、こんな感じの言葉を用意していたと思います。
「先生が続けろっていうのなら仕方ねぇな。まだ頑張ってみるよ!」

春斗潤平にとって夢の始まりは学園祭。
普段怒られてばかりだった真壁先生コントを褒められたから意識した世界。

第二話で春斗がポンペイでラーメンを食べてなかったら、コントをやろうと言い出すことはなかったと言っていましたが、真壁先生の言葉もまた人生転換のポイントだったのだと思います。

だからこそ、真壁先生の背中を押してもらったと心の中では恩義を感じていた春斗と潤平

とにかくマクベスにしがみつきたいけど自分たちだけでは解散を取りやめる踏ん切りがつかなかった二人は、自分たちの理解者であると信じていた先生に解散を取りやめる言葉をかけてもらい、マクベスを続ける理由を作ろうとしていたのだと思います。

しかし実際は大誤算。先生からかけられた言葉は「解散したほうがいい」

18歳から28歳までの人生とこれから先は別事件の苦しみだと先生は言っていました。

瞬太との三者面談では、プロゲーマーになることを否定していた母親に対して、「今しかできないことをやらせてあげるべき」と応援していた先生。

「遮二無二やれよ」が口癖だったことから、若いうちは多少強引にでも夢に向かって進むべきという考えなのでしょう。
しかし夢を追いかける辛さを知ってもいるからこそ、年齢を重ねた者に同じアドバイスは出来ない

真壁先生自身が辿ってきた人生も照らし合わせ、適当な返事をせず本気で答えてくれた言葉なのだとわかります。

「遮二無二やれよ!」といった冗談で茶化すわけでもなく、真剣な言葉だったからこそ、春斗潤平は大きな反論もせず受け止めていました。

救済者つむぎ

第三話はつむぎ視点で姉を心配する話でしたが、今回は里穂子視点でつむぎを心配する話になっていました。

つむぎは本当に人のための行動ばっかりしていますね。
里穂子献身的な世話で回復させ、家がない「アイビス」従業員のうらら家に連れ込み、母の下に行きたいけどプライドが邪魔して行けない瞬太に対しては彼が遺恨なく病院にいける理由づくりをしてあげる。

今思うと中浜家の家事ってほとんどつむぎがしているような気もします…。
第三話で里穂子は普段料理をしないっていう話も出てましたし…。

結局二人は似た者姉妹というか…、つむぎも良い人すぎて損をしてしまうタイプですね。

ミートソースをうらら瞬太に譲り、自分はバターで食べているシーンを見て、いづれ爆発してしまうのだろうなと心配になりました。

病院での台詞

「死ぬなんて認めねえからな」
「俺を置いていくなんて認めねえからな」
「断じて認めねえからな」

高校生の頃は母親にあれこれ否定され、卒業後は母をとにかく否定する。
母親を失いたくないという心配の言葉も「否定の言葉」でならべた見事で悲しい脚本でしたね。

許す時間やり直す時間を欲した瞬太には思わず涙しました…。

コント『捨て猫』

他者(他の猫)の前ではプライドが高く孤高の一匹を気取ってるけど、本当はさみしがり屋で誰でもいいから拾ってもらいたい猫
まさに瞬太を描いたコントでしたね。

母親のことだって本当は許したかったし、家族関係のことで春斗潤平が自分のことを心配しているのもちゃんとわかっていた瞬太

しかし長年のプライドが邪魔をしてそんな態度は出せず、いつも飄々としている瞬太も母の話題になると途端に余裕がなくなっていました。

病院に行かないと喚いていたのも、母に会いたい自分を認めたくない故だったのかもしれません。

だからこそつむぎ「文句を言いに行けばいい」という台詞に救われます。
「最後を看取りにいくわけではなく、文句を言いに行くだけ」という理由を作ってくれたんですね。

最後はプライドを捨ててまだ一緒にいたいと、ごめんと謝った瞬太。

コント中の「妙なプライドは捨てろ」という台詞は自分自身にむけた言葉で、かつ息子に謝れなかった母にも刺さる台詞だったのでしょうね

今後語られる可能性のあるストーリー一覧

・高岩春斗  … 家族との約束
・美濃輪潤平 … 実家の酒屋を継ぐ予定の姉夫妻について
・朝吹瞬太  … 学生のころ自殺をしようとした理由
・朝吹瞬太  … いつ金髪に? 
・中浜里穂子 … 前職に努めていた頃について

・中浜里穂子 … 元彼
・中浜つむぎ … ずっと暗黒時代とは?

・中浜つむぎ … スナック「アイビス」で働き始めた理由

最後に

家族関係に他人が口出しするというのは難しいですよね~。
育った環境が違い過ぎて自分の価値観で語り掛けても、まったく意味がなかったり逆鱗にふれてしまったりとする中、つむぎは瞬太をよく説得できたと思います!

今回の話を経て、一番幸せになってほしいキャラはつむぎになりましたが、どう考えて闇は待ってそうなので恐ろしいですっ!

下記リンクから『コントが始まる』の他の回の感想記事一覧も見れます。
ご興味ある方は是非ご確認下さい!


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