映画『ジャッジ!』 ネタバレ感想 陰謀だらけのCM国際広告祭。日本の広告を入賞させることはできるのか!

映画

こんにちは。サンチョです。
Amazonプライム・ビデオにて配信されている(※1)、2014年に公開された映画『ジャッジ!』を視聴したので、感想を記載していきます。
※1 2020/12/12 現在

プライム会員の方は下記から『ジャッジ!』を視聴できます!!

途中からネタバレも含まれますので、未鑑賞の方はお気をつけ下さい。

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ジャッジ! 基本情報

劇場公開日は2014年1月11日
当時の興行収入は5.8億円だったそうです。
CMディレクターの永井聡さん、CMプランナーの澤本嘉光さんがタッグを組んだ、広告界の裏側を垣間見える作品でした

あらすじ

引用)シネマトゥデイ YouTubeチャンネルより

世界一のテレビCMを決めるサンタモニカ国際広告祭。各国の超一流クリエイターが集結するこの晴れ舞台に、なぜか無理やり参加させられた日本の若手代理店社員。そこで知らされた真のミッションとは……何と「ちくわ」のCMを入賞させることだった!失敗すれば即クビという人生の大ピンチ。陰謀とオトナのかけひきが渦巻くなか、バカが付くほど正直で広告への愛は誰にも負けない落ちこぼれ社員の運命や、いかに――!?(C)2014「ジャッジ!」製作委員会

引用:amazon prime video ジャッジ! ページより

STAFF/CAST

CAST

主演は妻夫木聡さん。『ジャッジ!』が公開された同年には『清須会議』『ぼくたちの家族』『渇き。』など様々な作品に出演されており、TAMA映画賞の最優秀男優賞を受賞しています。

ヒロインを演じたのは北川景子さん。気が強い女性の役が似合いますね。
即断即決即行動で、物語のテンポをうまいこと調整してくれる立ち回りでした。

STAFF
  • 監督 : 永井聡
  • 脚本 : 澤本嘉光
  • 主題歌 : サカナクション「アイデンティティ」
  • ED曲 : サカナクション「ユリイカ」

監督はカンヌ広告祭での受賞歴もある、CMディレクターの永井聡さん。
脚本はソフトバンクの『白戸家』シリーズなどを手掛けた澤本嘉光さん。

本作は実話をアレンジしたものを多くあるそうで、広告業界に携わってるお二人だからこそ描ける、リアルな作品になっているんだと思います。

登場人物

太田 喜一郎

結果を出せないCMプランナー。上司の替え玉で広告祭の審査員を務めることになる。
生真面目な性格で不正を行うことができない。
「ちくわ」のCMを入賞させることができなければクビ。

大田 ひかり

太田喜一郎の同僚。太田と違い優秀。賭け事が趣味。
太田と苗字の読みが同じだったため、妻という名目で広告祭に同伴することになる。

木沢 はるか

ライバル企業の広告クリエイター。太田とは別ブロックでトヨタのCMを出品する。

大滝 一郎

太田の上司。出来の悪い「ちくわ」のCMを広告祭で入賞させることを上司に求められたため、太田を替え玉として広告祭に向かわせる。

鏡さん

過去に広告祭の審査員を務めたことがある窓際社員。
太田に広告祭の立ち回りを指導した。広告祭では「メガホン」というで愛称で呼ばれる。

カルロス

ブラジル人の広告審査員。
同ブロックの太田に不正を持ちかける。

ジャック・クルーガー

広告祭の審査委員長。
ギル・ヒューズが持ち掛けてきた不正に加担しつつも、不正をしない主義の太田を気に掛ける。

ギル・ヒューズ

広告祭の審査副委員長。
自身が出品したCMを最優秀賞にするため、様々な根回しを行う。

映画『ジャッジ!』 ネタバレ感想

コメディ色が強く理解しやすいストーリー

頭を空っぽにしてても問題ない、観やすい映画でした!
キャラクター達の濃いおかげか、インパクトが強く非常に見やすかったです。

コメディだからこそ、濃すぎるキャラクター達にも違和感がありません。
荒川良々さんの役がブラジル人なんて暴挙、普通違和感しか感じないはずなのにスッと入ってきました。これは荒川良々さんだから為せることかも知れませんね!!

各キャラクター達も1本軸をしっかり持っており、行動に矛盾がないため安心して視聴できました。

ダメ男だけど好感のもてる主人公

なよなよおどおどしていて、人との立ち回り方も下手。要領も悪い。
それでも広告への想いは人一倍熱く、クビになろうとも駆け引きや不正をしない姿に非常に好感が持てます。

駆け引きをすることで票を稼ぐ他の審査員たちに対し、駆け引きをしないことで他の審査員たちの心を動かし、票を得るストーリーは単純ですが見ていて爽快です。

良いものは良い。悪いものは悪い。みんな自分の良心に従って行動するべきだ
僕らは審査員だが、僕らの審査は世界中の人に審査されている。だからこそ誇りをもって最高だと思ったものを選ぶべきなんだ!!
一貫した情熱を示し続けていた彼だからこそ言えるセリフであり、最後の演説は痺れました!!

魅力的なサブキャストたち

「この人をこんなちょい役で使うのか!!」と驚くほど、登場人物が多く、また役者が豪華でした。
あの竹中直人さんが役名もないおっちゃん役でたった2,3分の出演でしたからね…

その他にも志賀廣太郎さん、新井浩文さん、加瀬亮さん、松本伊代さんなどの豪華な顔ぶれが少しづつ登場します。凄く贅沢な映画ですね…

またこの方々、ちょっとしか出ないクセに濃い!!!
映画を見終わった後、キャストを見ても「あれ?出てたっけ??」なんてことにはなりませんでしたし、役者達の使い方が贅沢でも濃く印象に残る方ばっかりだったからか、「もったいない」という感情が湧かない絶妙な布陣でした!!

審査委員長。ジャック・クルーガー

作中で最もカッコよかった人物でした!!
序盤は広告審査会の悪しき伝統に染まり不正に手を貸していましたが、太田の純粋な広告愛に昔を思い出し、最後は立場を捨て信念を選ぶ

彼が主人公でも作品が作れそうです!

評価

評価: 4.0  面白かった!オススメできる
評価軸

☆5 最高!万人にオススメ!!
☆4 面白かった!オススメできる
☆3 満足。
☆2 微妙…。
☆1 好みではない

What I’m about to say is very important.
(これから大事なことを言う)
This movie is interesting. Those who have never seen it should see it.
(この映画は面白い。見たことない人は見るべきだ。)

最後に

コメディ色の強い映画は私は好きですが、現実ではありえないほど物事が上手く転びがちなため、好みが別れると思います。
軽い気持ちで見れる映画をお求めの時、こちらの映画を見ることをオススメします。

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