こんにちは。サンチョです！
私が一番好きな漫画はワンピースなのですが、一番好きなアニメは『デジモンアドベンチャー』！！『デジモンアドベンチャー』『デジモンアドベンチャー02』『デジモンテイマーズ』は何周したかわからないほど観てます！
デジモン関連の映画は必ず初週に観るようにしていて、この映画は今年で一番楽しみにしていた映画です
triシリーズで大輔たちの活躍も楽しみにしていたのですが結局4人は登場せず、ラスエボでは顔出しこそすれどメインではなかったので、久しぶりになる大輔たちの活躍を楽しみにしていました！
そんなデジモン好きが無印～ラスエボの知識を合わせて考察しつつ、この映画の感想を述べて行こうと思います！！
この記事は『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』のネタバレが含まれます。
未鑑賞の方はお気をつけ下さい。
Adobeライセンスを最安で手に入れるなら
デジハリオンライン！
72,336円/年が39,980円/年で購入可能！
デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING 基本情報
2020年に公開された『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』の続編
フジテレビで2000年に放送されていた『デジモンアドベンチャー02』のキャラクターたちが、前作の2年後となる2012年を舞台に、選ばれし子供たち誕生秘話を解き明かします
監督は『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』を担当した田口智久さんが続投。『ターゲット〜赤い衝撃〜』『brave heart』『Beat Hit!』など懐かしのテーマソングが懐かしの進化バンクと共に流れます
あらすじ
お台場とデジタルワールドを行き来した冒険の日々から10年が過ぎた2012年。それぞれの道を歩き出しつつも、大輔たち選ばれし子どもたちとパートナーデジモンは変わらぬ絆で結ばれていた。そんなある日、突如巨大なデジタマが東京タワー上空に出現し、世界中へメッセージが発信される。「みんなにともだちを。世界中すべてのひとにデジモンを」世界がその動向を注目する中、大輔たちの前に欠けたデジヴァイスを持った青年・大和田ルイが現れる。選ばれし子ども誕生の裏側には、幼いルイのたった一つの願いが隠されていた……。過去そして現在、全てが繋がった時、デジモン史上最大の危機が訪れる。 果たして大輔たち02チームが選んだ道とは？今再び、大人になった選ばれし子どもたちが出動する！
OP 和田光司『ターゲット〜赤い衝撃〜』
主題歌は2000年に放映されていた02と同じく和田光司さんのターゲット〜赤い衝撃〜
この曲は10月27日より各ダウンロード配信サイトにてリリースされています！
ED AiM『Various Colors』
エンディングテーマはデジモン楽曲常連のAiMさんによるVarious Colors
この曲は12月20日にリリース予定です！
STAFF/CAST
STAFF/CAST
- 本宮大輔 ： 片山福十郎 (その他の出演作品)
- ブイモン ： 野田順子 (その他の出演作品)
- 一乗寺賢 ： ランズベリー・アーサー (その他の出演作品)
- ワームモン ： 高橋直純 (その他の出演作品)
- 井ノ上京 ： 朝井彩加 (その他の出演作品)
- ホークモン ： 遠近孝一 (その他の出演作品)
- 火田伊織 ： 山谷祥生 (その他の出演作品)
- アルマジモン ： 浦和めぐみ (その他の出演作品)
- 高石タケル ： 榎木淳弥 (その他の出演作品)
- パタモン ： 松本美和 (その他の出演作品)
- 八神ヒカリ ： M・A・O (その他の出演作品)
- テイルモン ： 徳光由禾 (その他の出演作品)
- 大和田ルイ ： 緒方恵美 (その他の出演作品)
- ウッコモン ： 釘宮理恵 (その他の出演作品)
- ナレーション ： 平田広明 (その他の出演作品)
登場人物
本宮大輔
らーめん大和屋の店員およびらーめんもとみやの店主。ブイモンと共にラーメン修行中
ブイモン
大輔のパートナーデジモン
一乗寺賢
大学二年生。警察官になるため勉強中
ワームモン
賢のパートナーデジモン
井ノ上京
デジモン関係のコミュニティ運営者。インドの選ばれし子供であるミーナと共にプログラミングを勉強中
ホークモン
京のパートナーデジモン
火田伊織
進学先が決まっている高校三年生。弁護士事務所でバイト中
アルマジモン
伊織のパートナーデジモン
高石タケル
文学部の大学二年生。休みに各地を放浪しながら文章を紡いでいる
パタモン
タケルのパートナーデジモン
八神ヒカリ
短大生。保育所でバイトをし幼児教育を学んでいる
テイルモン
ヒカリのパートナーデジモン
大和田ルイ
一番最初の選ばれし子供。東京タワーに出現した謎のデジタマに接近する
ウッコモン
ルイのパートナーデジモン。ルイが喜ぶ願いを叶えるために行動する
デジモンシリーズを見るには！
dアニメストア
dアニメストアではデジモンアドベンチャーのほか、デジモンセイバーズを除くほとんどのアニメシリーズを観る事が出来ます！(2023/10/30時点)
デジモンアドベンチャー関連の映画も夏冬映画、triシリーズ、ラスエボ全て視聴可能です！
アマプラの東映アニメチャンネル
Amazonプライムの追加チャンネルである東映アニメチャンネルでもデジモンシリーズを観ることができます(2023/10/30時点)
こちらでは映画シリーズを観ることはできませんが、デジモンセイバーズを視聴可能です！(映画シリーズを見たい場合は東映チャンネル)
プライム会員であれば月額は350円！
また14日間無料体験(2023/10/30時点)をすることが出来るので、デジモンだけを観たい方は無料体験だけしてみるのもオススメです！
THE BEGINNING ネタバレ感想
デジモンアドベンチャーの時系列・年表
| 年月日 | 出来事 | 作品 |
|---|---|---|
| 1995年 3月 |
光が丘爆弾テロ事件 | 劇場版『デジモンアドベンチャー』 |
| 1995年 | ウォレス,グミモン＆チョコモンと出会う | 02 ハリケーン/黄金のデジメンタル |
| 1996年 2月29日 |
ルイ,ウッコモンと出会う | 02 THE BEGINNING |
| 1996年 or 1997年 |
メノア,モルフォモンと出会う | LAST EVOLUTION 絆 |
| 1998年 | 西島大吾,姫川マキら5名,ダークマスターズと戦う | tri. |
| 四聖獣,ダークマスターズによって封印される | ||
| 1999年 8月1日 |
太一ら7名,デジタルワールドでパートナーと出会う | デジモンアドベンチャー |
| 太一ら7名,デジタルワールドから帰還 | ||
| 1999年 8月3日 |
ヴェノムヴァンデモン撃破 | デジモンアドベンチャー |
| 太一ら8名,デジタルワールドへ | ||
| 1999年 8月4日 |
太一ら8名,デジタルワールドから帰還 | デジモンアドベンチャー |
| 1999年 | 芽心,メイクーモンと出会う | tri. |
| 2000年 3月4日 |
ディアボロモン撃破 | ぼくらのウォーゲーム! |
| 2000年 8月 |
紋章の力で四聖獣解放 | デジモンアドベンチャー02 |
| 2000年 | 賢,暗黒の海へ | デジモンアドベンチャー02 |
| 2002年 4月 |
大輔ら3名,パートナーと出会う | デジモンアドベンチャー02 |
| 2002年 8月 |
デジモンカイザー＆キメラモンに勝利 | デジモンアドベンチャー02 |
| 2002年 8月 |
大輔ら,ウォレスと出会う | 02 ハリケーン/黄金のデジメンタル |
| 2002年 12月31日 |
ベリアルヴァンデモン撃破 | デジモンアドベンチャー02 |
| 2002年 | メノアとモルフォモンの別れ | LAST EVOLUTION 絆 |
| 2003年 3月26日 |
アーマゲモン撃破 | ディアボロモンの逆襲 |
| 2003年 3月26日~ |
ルイとウッコモンの別れ | 02 THE BEGINNING |
| 2005年 7月? |
太一らパートナーと再会 | tri. |
| 2005年 | リブートによりパートナーの記憶がリセット | tri. |
| 太一ら9名,デジタルワールドへ | ||
| 芽心とメイクーモンの別れ | ||
| 2010年 | 太一らパートナーとの別れ | LAST EVOLUTION 絆 |
| 2012年 2月29日 |
大輔らウッコモン撃破 | 02 THE BEGINNING |
| 世界からデジヴァイス消失 | ||
| 2027年 or 2028年 |
太一,大輔らの子どもたちがデジタルワールドへ | デジモンアドベンチャー02 |
ウッコモンがパートナーデジモンのシステムの根幹という新設定も明らかになったので、パートナー関連の時系列を把握するために年表をまとめてみました
起承転結がしっかりした観やすい構成
◇起
- ルイ登場、ルイとウッコモンの過去編
◇承
- パートナーデジモンのシステムの根幹がウッコモンだと判明
- 02勢がルイとウッコモンは会話不足だと指摘
◇転
- ウッコモン撃破が「6万体のパートナーデジモン」消失の可能性に気づく
- 02勢のパートナー関係を知り、ルイがウッコモンと話す覚悟を決める
◇結
- ウッコモンと和解(＆撃破)
- ウッコモンのデジタマ転生
- 世界からデジヴァイスが無くなる
起承転結がしっかりしていてよくまとまっており、一本の映画作品として非常に見やすい映画だったと思います！
選ばれし子供６名とそのパートナー６体のキャラクター性を知るために『02』本編を観ていることこそ必要ですが、『tri.』シリーズや『LAST EVOLUTION 絆』は観ていなくても問題なく楽しむことが出来る作品でした！
過去作品の知識や専門用語でゴチャゴチャしてなかったのが観やすかった理由なんでしょうね！
ただ、『tri』で02勢は何をしていたのか、『LAST EVOLUTION 絆』の結末をこの作品でどう絡めていくのか
など、過去作の続きものとしてこの映画を楽しみにしていた人にとっては物足りないものになっていたかもしれません。実際、私は少し物足りないなと感じたりもしました…。この作品はデジモンのファンであればあるほどスッキリしないものなんだろうなとも感じています…
ただまあ80分で描けることなんてたかが知れてますし、過去作の設定に触れて物語が取っ散らかるよりかは、新キャラクターに焦点を絞り、一本の作品として満足度をあげたほうが良かったんだと思ってもいます！
『LAST EVOLUTION 絆』をラストを救済してほしいので、あと1本は映画を作って欲しいですね！
ルイとウッコモンがメインの物語
前述もしましたがこの映画はルイとウッコモンの関係性及びウッコモンというデジモンの特別性に焦点を当てて作られていた作品でした
それゆえに90分という短い時間でしっかりまとまっている素晴らしい映画となっていましたが、反面、02勢の出番が期待値より少なめだった感は拭えません
02勢にやっとこさスポットライトが当たったんだから彼らの個性を深掘りしてほしかったという気持ちもありますが、結局それをやってると時間が足りなすぎてストーリーが疎かになるので仕方がなかったのでしょう。ルイ＆ウッコモンに焦点を当てたのは英断だったと思います
02勢の深堀りは映画特典のオーディオドラマでガマンですね(2週目と3週目どうやって手に入れよう…)
原作を正当進化させた進化バンク
成長期から成熟期への進化、テイルモンの超進化、ジョグレス進化、インペリアルドラモンへの進化、ファイターモードへの変形と、どれも原作の進化バンクを綺麗に再現したものになっており、デジモンファンとしては興奮するものでしたね！！
エクスブイモンとスティングモンの進化バンクはスマホ版とD-3版がそれぞれ用意されていて豪華！！ラスエボはスマホ版でしたが、今作はD-3にも出番があって嬉しかったです！！
02の特徴と言えばジョグレス進化とアーマー進化なので、欲をいえばデジメンタルアップも見たかったところですが時間の都合でそれはカット
「燃え上がる勇気 フレイドラモン」
アーマー進化はそれぞれ口上がついているのが魅力ですよね～。見たかったなあ～～～
戦闘はオマケ
人とデジモンの関係性に重きを置いていたので戦闘はかなり控えめ
インペリアルドラモンの新形態や、完全体止まりのシルフィーモンとシャッコウモンに追加進化を期待しワクワクしていたので、少し残念でした…
昔ならともかく単体で究極体になれるパタモンとテイルモンが完全体止まりのジョグレスをする理由はあまりないと思っているので、整合性のためにも究極体を用意してほしかったなーとは思います
パートナーデジモンのシステムについて
デジヴァイスによるパートナー関係の根幹は、ルイの願いを叶えるためにウッコモンが作り出したものだったという重大な設定が明らかになりました
ただこの設定については色々と考察するものがありますね
そもそも太一世代の8名がなぜ選ばれし子供になったのかについては、「安定を望むもの(ホメオスタシス)」が無印45話にて、1995年の光が丘爆弾テロ事件の際に子供たちをスキャニングした結果、素晴らしい個性をもっていた8人を選別したと語っています
ウッコモンがルイの下に現れたのが1996年。つまりウッコモンがパートナーデジモンのシステムを作り出すよりも先に太一たちはデジタルワールドからの接触を受けており、時系列において矛盾が生じます
この矛盾の解決案としては、「光が丘爆弾テロ事件で彼らのデータをスキャンした時にはデータの使い方がまだ決まっていなかったが、ウッコモンを通じてデジヴァイスを作る方向性に決まった」とかですかね
莫大な時間の中でいつデジヴァイスと子供たちのタグが作られたのかは語られていないため、1996年以降にスキャンデータを活用し始めたというのであれば納得できるのかな？
またもう一点気になるのがラスエボとの整合性
ウッコモンがデジヴァイスの元なのだとしたら、「大人になるとパートナー関係が解消される設定」と「ウッコモンによる全人類にパートナー与える野望」は整合性がとれていない気がします
まあ1996年～1999年8月4日まで現実世界とデジタルワールドの時の流れは大幅に隔離していたはずで、その間ウッコモンがどう「大いなるもの」と繋がれていたのかとか、他にも気になることが色々あるのですが、全部に納得できる答えは出せないですね…
パートナーデジモンのシステムをウッコモンが作ったは後付けだろと言ってしまったらそこまでなのですが、できれば原作で明らかになっていた情報とは矛盾なく納得できるよう考察したいものです
ラスエボの結末と今作の結末
この映画は『LAST EVOLUTION 絆』の続き物ではあるため、「アグモンたちの救済」または「ブイモンたちの消滅」のどちらかがあるかなと思っていたのですが、まさかどちらもないとは…！
ブイモンたちが消えなくて嬉しいと思う反面、アグモンたちが救済されなくて悲しくなる、そんな結末でした
そもそもラスエボでは、子供が大人になるとパートナー関係が解消されデジヴァイスが石化しパートナーが消失するという設定でしたが、ウッコモン消滅後にこの設定は生きているのでしょうか？？
デジヴァイスが消えたことでブイモンたちは消失しなくなりましたがアグモンやモルフォモンは消失しっぱなしですじゃ、すでにパートナーを失った人たちが可哀想すぎる…(泣)
正直この点についてはかなりモヤモヤしているので、02最終話の2027年に繋がるエピソードを作って欲しい！！！
ルイとウッコモンについて
デジモンアドベンチャーの面白さの一つは、登場人物の心の葛藤や弱さをしっかり描写することだと思っているのですが、この映画ではルイがそれを担っていましたね(ゆえに彼の映画になったわけですが…)
ルイのバックボーンはかなり悲惨なもの。友達を欲して結局は全てを失ったわけですから
ルイとウッコモンは関係性に関してはマジで単なる会話不足
ルイは「自分のことを何もわかってくれてない」とウッコモンのことを憎んでいましたが結局は自分の感情を押し付けていただけ。大輔たちと関わり、それに気づけたことがルイの一歩目でしたね
ルイは「ウッコモンは自分のことを何も考えてない」と、ウッコモンは「自分のやっていることは全てルイのためになっている」と思い込んで行動していた結果、悲しいすれ違いを生んでしまいました
作中の描写だけだとこのペアはギブアンドテイクの関係になく、正直友達と呼べるかもあやしいもの…
互いが互いにもっと対等に接していれば悲劇は起こらなかったのかもしれませんね
評価
「1本の映画としてはかなりよかったけど、デジモンファンとして期待していたものとは違った」
評価としてはコレにつきます！
02勢の活躍がもっと見たかった、ラスエボの結末をどうにかしてほしかったなど色々期待も大きかったので、評価は中間点！
色々文句も言っていますが、ストーリーはホントによかったと思っています！！ゆえにこの映画は評価がしにくいですね…
最後に
色々文句も言ってきましたが、ストーリーはホントによかったと思っています！！
もう1本02勢がメインで作品見たいし、太一と大輔がＷ主人公の映画とかもみたい！！
今後もアドベンチャーの作品を作って欲しいですね！！（できればテイマーズの新作も見たい！！）
コメント
コメント失礼します。
パートナーシステムについて。
まずパートナーデジモンとは人間の魂から分離したもう1人の自分、というのが角銅さんが語られており、人が生まれたタイミングでデジタルワールドでもデジタマが同時に生まれていると思われます。
それを踏まえると、ウッコモンがデジヴァイスによるパートナーシステムを作り出したのではなく、ホメオスタシスによる接触の時点でパートナー関係(魂の絆)は確立しており、そのシステムをウッコモンが利用し、ルイの願いからデジヴァイスを作成、デジヴァイスを魂の絆・友の証としてパートナー関係のシステムにねじ込み利用したのではと考えます。
その為、ルイ以降の選ばれし子供にはデジヴァイスが必ず生まれるようになり、魂の絆からデジヴァイスの補助機能を使い進化出来るようになったと考えます。
なので、デジヴァイスとは、選ばれし子供が選出された時に必ず生まれる物になり、デジモンと人間の魂を繋ぐアイテムとなり(ここまでがウッコモンルール)、人間の魂の成長に合わせて感情や心の力を安定させる補助デバイスとして使用出来るアイテムとなる。(ここはホメオスタシス＆ゲンナイルール)
なので、ルイのデジヴァイスには進化の補助機能は付いていないと考えられます。その証拠にルイのデジヴァイスは破損前から他の初期デジヴァイスとは色が違い、”ウッコモンが生み出したデジヴァイス”の為、ただのアクセサリーのような使われ方をしており、GPS機能やメッセージ機能・進化の補助システムはホメオスタシス＆ゲンナイが関わっていないため組み込まれていなかったように思われます。
ここまでで時系列の矛盾は解消されると思います。
次にラスエボとの整合性ですが、コレもウッコモンルールが整えてくれます。
ラスエボではラスト、アグモン達が目の前から消えてしまいます。この消えたアグモン達については色々考察されていますが、私の考えはアグモン達は本当にただ消えているだけなのではと考えています。
理由としてはデジヴァイスのウッコモンルール、魂の絆・友の証が関係していて、ルイのセリフの中に「大人になったらたくさん友達が欲しい」とあり、そこをウッコモンが拡大解釈。ウッコモンはルイに友達を作ることが目標になり、大人になるまでに大量の友達を作ろうとします。
そう、この大人になるまで、が拡大解釈され、大人になるまではデジヴァイスは機能するが、大人になったらデジヴァイスの機能は停止する、という風にルールが歪んでしまったのです。
その為、太一・ヤマト・空・メノアは大人になり(未来の目標が定まり)、デジヴァイスが機能停止した、ということはウッコモンルールの”魂の絆・友の証”も機能停止し、本来なら直接魂が繋がっているはずのパートナー関係が、”人間→デジヴァイス←デジモン”になってしまい、中間のデジヴァイスが機能停止したことによりデジモンとの繋がりが強制的に切れた為、姿が消えた、と考えています。
ウッコモンはルイに友達をつくる、その為には手段を選ばない、洗脳してでも友達をたくさん作る、大人になるまで作る。
これが歪んだのです。
そこで最後、何故ブイモン達は消えていないのか。
そのヒントはTV02ラストバトルにヒントがあると思います。
ヴェリアルヴァンデモンとのラスト、敵の強さに圧倒され戦う気力をなくし、敵の技で夢に捕われる子供たち、しかし大輔だけは諦めず最後まで戦う意志を、勝つ可能性を諦めなかった、それに触発され子供たち復活、ヴェリアルヴァンデモンを倒しました。
この大輔の諦めない心、可能性を捨てない精神がデジヴァイスのウッコモンルールの”大人”というところに当てはまらなかったのだと思います。
その証拠としては劇中、無印の子供たちが一瞬映った時に、パートナーデジモンは一切映らなかったと思います。
大人になったのでデジヴァイスが機能停止し石化したのだと思います。
では、デジヴァイスが消滅した今、どうなっているのか。
多分石化したデジヴァイスも消滅し、パートナーデジモン達は復活していると思われます。
理由は簡単。
ルイが望まなかったから。
友達が欲しいと言わなかったから。
パートナー関係のルールとなった友の証のデジヴァイスを望まなかったから。
つまり、契約解消、ルール撤廃、デジヴァイス消滅となったのです。
その為、魂の絆ルールが解消され、
”人間→デジヴァイス←デジモン”が、
本来の
”人間⇆デジモン”の関係に戻ったのです。
だからビギニングラストでブイモン達は消えず大輔達と雪合戦していたのです。
ここまでがラスエボとビギニングの整合性が完全に取れると思います。
そして、TV02ラストシーンのデジヴァイスを持たない子供たちと選ばれし子供だった大人たちのシーンに繋がると思います。
最後に1つおまけとしては、進化には本来デジヴァイスは必要無かったのだと思います。
ここで書いた通り、デジヴァイスはあくまでも補助アイテム、魂の成長に合わせ心の力、進化に使えるエネルギーを安定してデジモンに送るだけのデバイスで、心が、魂が安定した大人には必要ないのだと思います。
その証拠に02ラストシーン、一乗寺賢はデジヴァイス無しでワームモンを進化させ共に刑事の仕事をしています。triでも心の成長により無印キャラ達はタグ紋章無しで完全体及び究極体にまで進化させています。
通常進化バンクのデジヴァイスから伸びる 白い途切れ途切れに送られる横断歩道のような光、これが安定して送信された子供たちの魂の力、それがデジモンの上空で進化エネルギーとして変換され、デジモンに降り注ぐ。
これが進化バンクの意味だったのではとおもっています。
考察は以上となります。
長文失礼しました。