こんにちは。サンチョです!
下記リンクから『CODE-願いの代償-』の他の回の感想記事一覧も見れます。
ご興味ある方は是非ご確認下さい!
この記事は『CODE-願いの代償- 10話』のネタバレが含まれます。
未鑑賞の方はお気をつけ下さい。
CODE-願いの代償- 基本情報
原作は2016年に台湾で公開された映画『CODE 悪魔の契約』と、2019年に公開されたドラマシリーズです
このドラマは『CODE 悪魔の契約』を日本風にアレンジをし、リメイクした新作ドラマになります
第10話 PR動画
あらすじ
「CODE」から、任務を完了させれば、息子・芯が助かるだけではなく、【死の制裁】も無効になると連絡を受けた円。その任務とは、制限時間内に爆弾が入ったアタッシュケースを、咲に“プレゼント”することだった!「私のことはいいから……芯くん助けてよ!」と咲は叫ぶが、円は、縛られている咲の紐を解こうとする。爆発時間が迫る中、なんとか紐を解き終える円だったが……。一方、スマホに送られてきた映像で、円や咲の様子を確認していた二宮と椎名。だが、爆風と共に、中継が途切れてしまい……!?そんな中、市川は、神奈川県知事の青柳と共に会見を開いていた。青柳は、多くの犯罪を誘発する「CODE」への対抗策として、社会にとって有害な対象を見つけ出し、速やかに排除するシステム「プロフェット」の実用化が決定したと発表。そして、市川の策略により、二宮に青柳襲撃の容疑がかかってしまい――!?「プロフェット」のオンライン化が迫る中……果たして、二宮たちの運命は!?
原作 – 台湾作品『CODE 浮士德遊戲』
アマプラ 原作動画ページ
下記は現在(2023/9/5)アマゾンプライムにある原作CODEの話一覧となっております
原作映画
原作ドラマ
主題歌 – UVERworld『VICTOSPIN』
主題歌はUVERworldのVICTOSPIN
この曲は7月19日発売のアルバム、『ENIGMASIS』に収録されています!
STAFF/CAST
- 脚本 : 酒井雅秋
- 演出 : 木村ひさし
- 音楽 : 菅野祐悟
- 主題歌 : UVERworld『VICTOSPIN』
登場人物
二宮湊人
神奈川県警暴力団対策課の巡査部長
事故死した恋人の真相を突き止めるため、CODEのプレイヤーになる
七海悠香
神奈川県警鑑識課
二宮と婚約の予定だったがエレベーター事故で命を失う
椎名一樹
二宮と協力関係にあるフリーの記者
恩人の仇をとるため、恩人の妹と共にCODEの事件を追う
三宅咲
椎名と共にCODEを追う女性ハッカー
椎名の恩人、三宅直人の妹
三輪円
CODEプレイヤーの女性SP
CODEの任務に失敗し命を狙われる
八重樫享
神奈川県警暴力団対策課で二宮の後輩
市川省吾
一流企業「ランリーテクノロジー」の社長
ケアリングクラウンとして病院をまわっている
石井理央
市川の部下
滝田洋平
総務副大臣
市川と共にとあるプロジェクトの進行を画策する
青柳伸彦
神奈川県知事
市川と滝田が進めるプロジェクトに難色を示す
相沢貴子
神奈川県警本部長
とある理由でランリーテクノロジー本社に訪問する
第10話 ネタバレ感想
CODEの管理者はAI
ずっと市川は制裁ルールへの関与を否定していましたがやはり真実だったんですね。このドラマの登場人物は嘘のような真実を語るので逆に騙されます
しかし第5話の感想で「CODEはAIによって管理されているのでは?」と考察しましたが、まさか当たっていたとは…!6話あたりから市川が敵として目立ち始めてこの説は引っ込めてたんですけど結局だったか~
AI説を説いた時の考察でも書きましたが、「もし本当に管理者がAIだった場合、ネット上にプログラムが残ってる限りCODEを消すことはほぼ不可能」
どっかにプログラムが残っていればAIが勝手に復活させ続けると思ってはいたのですがまさにそんなディストピアで物語が終わってしまいましたね…
CODEを止めるために動いた二宮は死亡し、CODEを消す手段を持っていた市川は失脚
二宮vs市川の構図で動いていたこの物語の勝者は、人間ですらないCODEのAIという何とも皮肉な結末です
今後この世界は「人間 vs CODEのAI」の構造になっていくんだろうな
CODEに支配された世界といった設定の次回作も見てみたい!!
市川の目的
ケアリングクラウンをする子供に優しい市川も、CODEで犠牲者が出ることを厭わない恐ろしい市川も、思想の根っこは同じだったんですね
純粋な子供を守り汚い大人は排除する、市川の理想は最初から一貫していました
「くだらない欲望に染まってない子供たちがこの国を変える」
「欲にまみれた大人など犠牲になって構わない」
思想こそ行き過ぎてはいますが、罪なき者たちだけは守る優しい世界を作りたいという気持ちが市川を突き動かしていました
「より良い世界のために」
「子供たちの未来のために」
そういった理想を掲げる市川は作中でもトップクラスで純粋な人物だったと思います
ただ結局は、より良い世界を作るためのプロフェット実用化をAIに阻まれ、大人の欲望を叶えるCODEだけが復活するという市川にとっては最悪な世界が出来上がりました
悲しいことに二宮同様、彼の物語もバッドエンドで終了ですね…
市川を止めたのはCODE
生放送が止まったように見せかけ市川から自白を引き出す、これは二宮の作戦かと思っていましたが、まさかCODEの仕業だったとは…
AIが開発者にすらキバを向く演出でCODEを恐ろしさがわかる良い演出だなと思うとともに、最後は二宮の手で市川の追い詰めてほしかったという気持ちもあり、すごい複雑なシーンでした
というか市川はとにかく優秀な男でしたね~!
至るところに保険を作っており、二宮&椎名ペアは常に市川の手のひらの上
結局、二宮&椎名が彼の予想を上回る行動をすることがなく市川が完全に格上のまま、さらにその上にAIがくるという構図でこのドラマは幕を閉じてしまいました
願いの代償 二宮の最期
良い副題を付けたもんだよな~
二宮が死んで終わる、このバッドエンドでの終了は賛否が別れそうですね~
「CODE ~願いの代償~」
後味はクソ悪いですが、この副題の意味が強調されまくっているので、個人的にこの結末はアリです
まあただ悲しすぎる…
全て終わったよと悠香に報告したのに、CODEが起動する自分のスマホを見て、事件はまだ終わってなかったことを悟りながら絶命する
こんなバッドエンド久々に見た…
せめてな~、即死であればまだ救いはあったのに…。このドラマは二宮をどんだけいじめれば気が済むんだよ
国産の作品だとこういったバッドエンド終了は中々見れないので新鮮ではありました…
総評
最初から最後まで敵はAIで、人間が小競り合いしている内に全てをAIにかっさらわれる
「人工知能に人間が支配される」というテーマを、現在のAI技術の進歩に合わせた無理のない技術力でストーリーを展開していて、とても楽しかったです!
構成もかなり見やすく疑問点や文句言いたくなる点もほぼなし!
結局最後までスカッとすることはありませんでしたが、意識的にそういう風に作られたストーリーですしね
まあただバッドエンドで終わるとわかってしまうと、道中での主人公の活躍を純粋な気持ちで見れなくなるので2回目見ることはないかな~
二宮が生きていたら続編期待したところですがさすがにないですかね
評価
ストーリーがテンポよく進み飽きることなく楽しめました!ただ主人公がいじめられすぎなのでバッドエンドが嫌いな方は見ない方がいいかも…
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